ドキュメンタリーもフィクションも超える映画の臨界点!!
映画監督加藤泰、生誕100年。幻の遺作、ついに封印が解かれる!
【終了日:5/12(金)※1週限定上映】
【監督】加藤泰
【キャスト】河内敏夫,林英哲,大井良明,藤本吉利,高野巧
1981年/日本/105分/松竹メディア事業部 /DCP
5月06日(土)〜5月12日(金) |
09:40〜11:25 |
---|
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
イベント上映以外は広く一般公開されず、いわば幻の映画となった、世界の名匠・加藤泰監督の遺作にして異色のドキュメンタリー「ざ・鬼太鼓座」。完成当時、試写の舞台挨拶で「生まれて始めて思う通りのことをやれた映画」と監督自身が語ったと言われる本作は佐渡ヶ島の芸能集団「鬼太鼓座」(※)の 若者たちを主人公に、セット撮影も含め、約2年かけて制作された。
その完成から35年、加藤泰監督生誕100年を記念して、35mmネガフィルムを解像度4Kでスキャン、2Kでデジタルマスター作業を行い、製作当時のスタッフ監修のもと、色調を再現。改めて海外の注目を集めた本作は、第73回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門でワールドプレミア上映され、日本プレミアは第17回東京フィルメックスに決定。遂に、劇場公開となった。
(※)その後、鼓童、鼓童から独立した林英哲、田耕が新たに結成した鬼太鼓座が、現在も国内外で演奏活動続けている。
■解説
これだけは絶対変えられぬと思うことだけを箇条書きにして・・・。
僕たちは、
(1)鬼太鼓座の音の映画を作ろう。
(2)その音は、鬼太鼓座の若者達が、その心と体の極限を駆使して叩き、吹き、弾いて生み出すものなのを伝える映画を作ろう。
(3)その轟く響きは、誰しもぶつかる青春の一時期の懊悩 ― 自分は一体何なのだ ― の問いかけに一つの答えの手懸りを送るかも知れない、その思いをこめた映画をつくろう。
以上の三つです。―演出の言葉 加藤泰 プレスシートより―
■ストーリー
海を渡って佐渡ケ島にやってきた若者たちがいた。鬼太鼓座の座員として彼らは積雪の町や海岸を走り体を鍛え、和楽器の演奏に没頭する。「鬼剣舞」、「櫓のお七」、「桜変奏曲」、「佐渡おけさ」、「大太鼓」「モノクロームⅡ」「屋台囃子」、「津軽じょんがら節」など、数々の力強い彼らの演奏が、神社、海岸、商店街等のロケ、映画ならではの櫓や火山を模した美術セットを背景に、加藤泰監督独自のスタイルによって描かれる。
月例イベント
ブログ
満席にはなりません。