公式サイト: http://attheterrace.com/
100%富裕層向け映画。 第59回 岸田國士戯曲賞受賞『トロワグロ』完全映画化!
【終了日:6/9(金)※1週限定上映】
【監督】山内ケンジ
【キャスト】石橋けい,平岩紙,古屋隆太,岩谷健司,師岡広明
2016年/日本/95分/SPOTTED PRODUCTIONS/DCP
6月03日(土)〜6月09日(金) |
19:55〜21:35 |
---|
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【この90分の間に全てが起きるのです。】
この映画は私が書いた戯曲の映画化です。ある夜の屋敷でのパーティーで、宴は終わりかけ、帰りぎわに、残った数人と屋敷の主人夫妻。登場人物は7人だけ。場所もその屋敷のテラスのみ。そのテラスでの90分間を描いたものです。
さて、映画を愛する人の多くが、舞台作品の映画化に対してアレルギーを持っていることを私も知っています。場所がいつまでも変わらなかったり、会話が長いと飽きてしまう。「演劇を見に来たんじゃない」と思う。
パーティーだけ?テラスだけ?そんな、なにも起こらないじゃないか。退屈な話だ、と。
ところが、なにも起こらないどころか、ここでは、この90分の間に全てが起きるのです。
昼間は礼儀正しく勤勉に仕事をし、ちゃんとした社会人として日本を支えている彼らが、パーティーという、そもそも彼らにはあまりにも慣れていない時間の中で、お酒も入り、ある人妻の「白い腕」を褒め称える。そんな他愛ないきっかけから、いつのまにか自分を隠すどころか、さらけ出していく。昼間は奥ゆかしく無口なのに、「白い腕」をめぐって議論し、からかいと怒りと嫉妬と欲望にがんじがらめになっていきます。
全て起きる、というのは大げさでしょうか。ええ、ちょっと大げさかも知れません。しかし、「ほとんど」のことがこのテラスで起きるのです。今の日本社会の「ほとんど」です。
月例イベント
ブログ
満席にはなりません。