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企業への忠誠心が真実を隠蔽し、道徳心が真実を告発した。
【終了日:10/19(金)※1週限定上映】
【監督】山本兵衛
【キャスト】マイケル・ウッドフォー,山口義正,阿部重夫,ジョナサン・ソーブル,ミラー和空
2015年/ドイツ,フランス,イギリス,日本,デンマーク,スウェーデン/79分/太秦/DCP
10月13日(土)〜10月19日(金) |
14:55〜16:20 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【企業への忠誠心が真実を隠蔽し、道徳心が真実を告発した。この文化的価値観の衝突を前に、日本のメディアは沈黙した―― 】
2011年、雑誌FACTAのスクープと英国人元社長マイケル・ウッドフォード氏の不当解雇により、明るみになったオリンパス損失隠蔽事件。日本有数の大企業の一つとして、創業100年近くもの歴史を誇るオリンパスで何が起きたのか? 英国SFO(重大不正捜査局)や米FBI(連邦捜査局)を巻き込み、世界のメディアでも大々的に報道され、日本社会の隠蔽体質だけでなく、ジャーナリズムのあり方までも浮き彫りにした事件の内幕に迫る長編ドキュメンタリー作品が『サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-』である。
内部告発した元オリンパス代表マイケル・ウッドフォード氏自身の体験談を中心に、雑誌FACTAで事件をスクープした山口義正記者、海外メディア報道の火付け役となったフィナンシャル・タイムズのジョナサン・ソーブル記者などの事件当事者のインタビューを交え事件の全貌に迫る。20年以上に及ぶ不正経理が如何にして暴かれていったのかを解剖しつつ、日本の現実と企業のあり方に鋭くメスを入れる。
オリンパス損失隠蔽事件について、当時日本メディアで大きく報道される事はなかった。しかし海外メディアでは大々的に報道され、高い関心を持って報道されていた。グローバル化が進む現代において、なぜ日本のメディアは「忖度」し、「自主規制」を課していくのか。そして事件の「その後」を報道せず、全てが風化し「なかった事」にし、「忘れていく」メディアの在り方、国民の「無関心」さをあぶりだしていく。
【過去の企業スキャンダルを通して、日本の社会構造に斬り込む】
日本有数の大企業の一つとして、創業100年近くもの歴史を誇るオリンパスで何が起きたのか?20年以上に及ぶ不正経理が、如何にして暴かれていったのかを解剖しつつ、日本社会に蔓延する絶対的肯定に裏付けされた忠誠心、権威に対する脆弱な態度、そして偏狭的なまでの価値感に鋭くメスを入れる。あらゆる分野でグローバル化が謳われる中、確実に取り残されていく日本に、適応する余地はあるのか?
「共謀罪」法が成立し言論の自由が揺るがされ、森友学園問題、加計学園問題などいまだ隠蔽体質がはびこる日本の社会構造。様々な問題が浮き彫りになるにも関わらず、選挙の投票率は下がる一方で日本国民の危機感のなさ、関心のなさは顕著である。信念と勇気を持って立ち上がったサムライ達と、疑問を抱くことなく卑怯にも不正を幇助したイディオット(愚か者)達。これはその戦いの記録である。
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