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瀬々敬久監督、構想30年の入魂作!「女相撲」×「ギロチン社」が世界に揺さぶりをかける、アナーキーな青春群像劇!
【終了日:9/14(金)※8/18(土)〜24(金)、9/8(土)〜14(金)の2週間上映】
【監督】瀬々敬久
【キャスト】木竜麻生,韓英恵,東出昌大,寛一郎,嘉門洋子,仁科あい,田代友紀,持田加奈子,大西信満
2018年/日本/189分/トランスフォーマー/DCP
8月18日(土)〜8月24日(金) |
10:55〜14:10 |
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9月08日(土)〜9月14日(金) |
20:10〜23:20 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥2,000 | ¥1,800 | ¥1,500 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
『64-ロクヨン- 前編/後編』の鬼才・瀬々敬久監督が、傑作『ヘヴンズ ストーリー』に続き、8年ぶりに放つ自身の企画によるオリジナル映画『菊とギロチン』がついに公開される。
物語の舞台は、大正末期、関東大震災直後の日本。混沌とした社会情勢の中、急速に不寛容な社会へとむかう時代。登場するのは、かつて実際に日本全国で興行されていた「女相撲」の一座と、実在したアナキスト・グループ「ギロチン社」の青年たち。女だという理由だけで困難な人生を生きざるを得なかった当時の女たちにとって、「強くなりたい」という願いを叶えられる唯一の場所だった女相撲の一座。様々な過去を背負った彼女たちが、少し頼りないが社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたいという大きな夢だけは持っている若者たちと運命的に出会う。立場は違えど、彼らの願いは「自由な世界に生きること」。次第に心を通わせていく彼らは、同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑む ― 。
監督の情熱にこたえ、出演者たちは大正時代の若者役に体当たりで挑んだ。約300名の応募者の中からヒロインである新人力士・花菊役を射止めたのは、先日、『鈴木家の嘘』のヒロインにも抜擢された木竜麻生。「ギロチン社」のリーダーで実在した詩人の中濱鐵役に数々の映画・ドラマで活躍する東出昌大。もう一人の中心メンバーで、純粋な夢に殉じる古田大次郎役には俳優・佐藤浩市を父に持つ寛 一 郎。中濱と心を通じ合わせる女力士、十勝川役に『誰も知らない』『ピストルオペラ』の韓英恵。大学の相撲部に指導を受け、若き女優たちが文字通り体を張って挑んだ相撲シーンは拍手喝采間違いなし。他にも、渋川清彦、山中崇、井浦新、大西信満、嘉門洋子、大西礼芳、山田真歩、嶋田久作、菅田俊、宇野祥平、嶺豪一、篠原篤、川瀬陽太など、今の日本映画界になくてはならない個性派キャストが揃った。さらにナレーションを務めるのは永瀬正敏。脚本に映画『バンコクナイツ』などで知られる、映像制作集団「空族」の相澤虎之助が参加。ロケは京都松竹撮影所を拠点に、関西で敢行。黒澤明の『羅生門』や溝口健二作品を手掛けてきた映画界の至宝であり、御年91歳の馬場正男が、美術監修を務め、長年の知恵と工夫で熱気ある世界を作り出している。
構想から三十年。東日本大震災後の日本社会が当時の空気に似ているのではないかと感じた瀬々監督が、丹念な歴史考証とリサーチを重ね、ついに完成させた本作。時代に翻弄されながらも、歴史の影でそれぞれの「生きる意味」を模索してもがいた若者たちの物語を、フレッシュな「今」を感じさせる役者たちで描く― 窮屈な現代に風穴を開ける熱き青春群像劇が、ここに誕生した!
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