公式サイト: http://mihk.united-ent.com
“香港映画史を変えた伝説”が初公開から20年の歳月を経て、デジタルリマスター版で甦る!※当館は2K上映となります
【終了日:2019年2/1(金)※1週限定上映】
【原題】香港製造 Made in Hong Kong
【監督】フルーツ・チャン
【キャスト】サム・リー ネイキー・イム,ウェンダース・リー,エイミー・タム
1997年/香港/108分/ユナイテッドエンタテインメント/DCP
1月26日(土)〜2月01日(金) |
17:20〜19:10 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
1997年、中国返還直後の香港で、新人監督による一本の低予算&ノースター映画が公開された。まったく演技経験のない素人の主演俳優と、たった5人のスタッフ。そして、知人から借りた8万ドルの制作費と、名優アンディ・ラウから譲り受けた4万フィートの期限切れのフィルム――。その35mmフィルムに焼き付けられたのは、香港人が抱える心情とシンクロする現代社会の閉塞感であり、複雑な家庭環境で生まれ育った少年少女の純愛物語。そして、行き場を失った主人公の感情が爆発した後に訪れる、衝撃的かつ美しいラスト。そんな眩しいほどの青春の瞬間と、スタイリッシュな映像×音楽の融合だった。
まさにリアルな香港の姿を捉え、瞬く間にセンセーショナルな話題を呼んだ作品は、メジャー大作を押しのけ、半年間のロングランヒット。自主レーベルからリリースされたサントラも異例のヒットを記録したほか、香港電影金像奨(アカデミー賞)ではグランプリ・監督賞・新人俳優賞の3冠に輝いた。またその勢いは海外の映画祭でも認められ数々の賞を受賞、イギリスのインディーズ映画を代表する青春映画『トレインスポッティング』に続く、香港インディーズの存在感を示す青春映画として世界の注目を集めるなど、まさに“香港映画史を変える伝説”となった!
あれから20年、あの青春映画の不朽の名作『メイド・イン・ホンコン/香港製造』が、「4Kレストア・デジタルリマスター版」で甦る!!
たった1作で、次世代を担う俊英として注目され、続けて「香港返還三部作」として、『花火降る夏』(98年)、『リトル・チュン』(00年)を発表。さらには、ハリウッド進出も果たしたフルーツ・チャン監督。そして、街中でスケボーをしているところを監督にスカウトされ、主人公の青年・チャウを演じたサム・リー。時代を象徴する若者のアイコンとして人気を博し、『ジェネックス・コップ』シリーズなどの大作・話題作に出演。また、ファッションリーダーとしてモデル活動やラッパーとしても活躍するほか、松本大洋の人気コミックを実写化した『ピンポン』では主要キャラを務めるなど、日本でも多くのファンを獲得。彼らはまさに、“ホンコン・ドリーム”を手にすることになった今回の「4Kレストア・デジタルリマスター版」は、イタリア「ウーディネ・ファーイースト映画祭」のオーガナイザーであるサブリナ・バラティが、“香港映画史を代表する一本”として選定。フルーツ・チャン監督と撮影を務めたオー・シンプイ指揮の下、3年の歳月をかけて制作された。そして、17年7月の本映画祭での上映に先駆け、4月の「香港国際映画祭」で初お披露目となった香港では、返還20周年にあたる7月1日からリバイバル公開。14年の雨傘革命(香港反政府デモ)を経て、社会が大きく揺れ動くなか、ふたたび大きな話題を呼んだのは言うまでもない。
また、ジャパンプレミアとなった「第30回東京国際映画祭」では、前年、大きな話題となった『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』と同じアジアの名作を紹介する「ディスカバー亜州電影」に取り上げられ、計2回の上映チケットは即日完売した。初公開時に熱狂した映画ファンはもとより、当時を知らない若者層の心をもつかみ、時代や世代を超える“圧倒的な作品力”を魅せつけた。
【STORY】
1997年、中国返還目前の香港。中学を中退し、黒社会メンバーであるウィン兄貴の借金の取り立てを手伝っている青年・チャウ(サム・リー)。中国大陸出身の愛人のもとに走った父の家出後、低所得者用公団にパート勤めの母と二人暮らしの彼は、富裕層の学生たちに虐められる知的障がい者のロン(ウェンダース・リー)の兄貴分として、彼を守っていた。ある日、チャウは借金の取り立てに行った公団で、ベリーショート姿が魅力的な16歳の少女・ペン(ネイキー・イム)と出会う。
一方、飛び降り自殺した女子学生・サン(エイミー・タム)の現場に偶然立ち合ってしまったロンは、彼女の血に染まった2通の遺書を拾っていた──。
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