姿を消したデザイナー、“白”に隠された秘密──
【終了日:2019年5/17(金)※5/4(土)〜5/10(金)は休映】
【原題】We Margiela
【監督】メンナ・ラウラ・メイール
【キャスト】ビッキー・ロディティス,グレース・フィッシャー,ディアナ・フェレッティ・ベローニ,ルチア・ザンニ,ソフィー・ペイ
2017年/オランダ/103分/エスパース・サロウ/DCP
4月27日(土)〜5月03日(金) |
19:50〜21:35 [レイト] |
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5月11日(土)〜5月17日(金) |
16:30〜18:25 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
ファッショニスタから熱烈に支持され、メディアには匿名性を貫いた「メゾン マルタン マルジェラ」のデザイナー、マルタン・マルジェラ。1997年~2003年にはエルメスのウィメンズ・プレタポルテのデザインも手がけ、ファッションの最先端を築いたマルジェラだが、2009年、表舞台から突然姿を消したーーー。
アントワープ王立芸術学院でドリス・ヴァン・ノッテンら“アントワープの6人”に先んじて早くから注目を集め、ジャン=ポール・ゴルチエに3年間師事したのち、1988年に自身のブランド「メゾン マルタン マルジェラ」をジェニー・メイレンスと共同で創設し、翌年にはコレクションを発表。それは“反モード”を掲げ、当時主流だったゆったりとしたシルエットがタイトへと転換する契機となった作品群だった。その後、軍服やユーズドジーンズをリメイクした“ポペリズム(貧困者風)”や、レコードや靴下などいわゆる“ファブリック”ではない素材を利用するなど、探究心とユニークな世界観に満ちた作品を次々と発表し、ファッション業界を揺るがせた。また、コレクションとは豪華な会場で最新のデザインを発表する場という慣習を破り、町はずれの空き地で近隣住民を招いて開催したり、過去のデザインを再構築するなど、高級志向に背を向けた唯一無二の“デストロイコレクション”に、刺激を求めるファッショニスタが熱狂した。
挑発的でコンセプチュアルな作品群を発表するマルジェラ自身はどんな人物だったのか。初のドキュメンタリーとなる本作では、彼と共に一時代を築いたメイレンスやクリエイティブチームの「私たち」が激動の20年間と、謎に包まれたままファッション業界を去った異端児について初めて語り出す。1997年に撮影された写真以降、公にされた写真は存在せず、インタビューは書面のみで行い、「I=私」ではなく「We=私たち」で答えたマルジェラ。オランダ出身のドキュメンタリー作家、メンナ・ラウラ・メイール監督は「私たち」が封印してきたモードの舞台裏と狂乱の歴史に鋭く食い込み、数々の貴重なアーカイブと証言を掘り起こした。そして浮き彫りになったのは、傷ついた天才と空中分解していくチームの葛藤の日々だった。「私たち」がタグの代わりにした白い布に込めた意味とは? ファッション業界注目の傑作ドキュメンタリーが、ついに日本公開!
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