80年代のジュブナイル&スラッシャー映画を彷彿させる傑作青春ホラー映画の誕生!
【終了日:2019年9/13(金)※9/7(土)8(日)は休映】
【原題】Summer of 84
【監督】フランソワ・シマール,アヌーク・ウィッセル,ヨアン=カール・ウィッセル
【キャスト】グラハム・バーチャー,ジュダ・ルイス,ケイレブ・エメリー,コリー・グルーター=アンドリュー,ティエラ・スコビー
2017年/カナダ/106分/ブロードウェイ/DCP
8月31日(土)〜9月06日(金) |
21:25〜23:10 [レイト] |
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9月09日(月)〜9月13日(金) |
15:40〜17:30 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
スティーヴン・スピルバーグやロバート・ゼメキスがSFXを駆使したメガ・ヒット作を世に送り出し、シルヴェスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーが豪快に悪党どもを退治。さらにMTVの台頭がハリウッドに多大な影響を与え、レンタルビデオの普及によってお茶の間でも手軽に映画を楽めるようになった。そんな1980年代のアメリカは十代の若者たちを主人公にしたジュブナイル映画の黄金期であり、スラッシャー映画と呼ばれるホラー&スリラーが量産された時代でもあった。
『E.T.』『グーニーズ』『スタンド・バイ・ミー』『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』…etc。当時これらの作品に魅了されて映画界へ進んだ世代は、今やクリエイターとして豊富な経験を積み、自らの原点である80年代にオマージュを捧げた映画やTVドラマを製作。また、リアルタイム世代ではない新進気鋭の作り手たちまでも80年代映画の面白さに刺激を受け、そのエッセンスを取り入れた青春、スリラー、ホラー、SF、アドベンチャーを撮っている。Netflixのキラー・コンテンツとなった「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、80年代ホラーの顔たるスティーヴン・キングの小説を再映画化した大ヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がその代表例と言えよう。
題名が示す通り“1984年の夏”を背景にした『サマー・オブ・84』も、熱烈な80年代オマージュに貫かれたジュブナイル映画である。監督を務めたのはROADKILL SUPERSTARS(RKSS)というユニット名で数多く の短編を手がけたのち、“BMX版『マッドマックス』”とも評されたSFアクション『ターボキッド』で長編デビューを飾り、SXSW映画祭最優秀観客賞などを受賞したフランソワ・シマール、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセル。「我々はこの作品に出会うべくして出会ったと感じた。なぜなら、そこに描かれているのは、まさに我々の子供時代そのものだったからだ」と語る彼らが、未知なる不思議な出来事への好奇心に胸をふくらませた自身の原体験を投影させ、ノスタルジーとリアリティに満ちあふれた青春ホラーを完成させた。
【無邪気な思春期まっただ中の少年4人が招き寄せる トラウマ級の衝撃に満ちたエンディング!】
「連続殺人鬼も誰かの隣人だ。人は決して本性を見せない。郊外でこそイカれたことが起こる」。
そんなデイビーのモノローグで幕を開ける本作は、まだインターネットがなかった80年代にささやかな冒険やミステリーに夢中になっている少年たちの生態をいきいきと映し出す。主人公である親友同士の4人組にとって、地元を騒がす連続殺人事件は胸がワクワクする人生最大のビッグイベントだ。しかし自分たちの手で殺人鬼の正体を暴くという彼らの微笑ましい野心は、図らずもこの世のおぞましいダークサイドをこじ開けてしまう。
その底知れない闇を覗き込んだ4人は、もう無邪気な子供ではいられなくなってしまうのだ。
デイビーと仲間たちの友情、恋、家庭環境などを子供目線で細やかに描き、観る者を“あの時代”へとスリップさせる映像世界は、クライマックスで驚くべき急展開を迎え、しばし言葉を失うほどの残酷なエンディングへ突き進んでいく。まさしくその戦慄の結末は、『スタンド・バイ・ミー』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』がそうであったよう に、純粋無垢な思春期の終わりを鮮烈に描き出す。80年代のジュブナイル&スラッシャー映画を表層的に模倣するだけにとどまらない作り手の“本気”がひしひしと伝わってくる本作は、きっと観る者にトラウマ級の衝撃をもたらすことだろう。
【story】
1984年、オレゴン州イプスウィッチ。緑豊かな郊外の住宅街で暮らすデイビーは、エイリアン、幽霊、猟奇犯罪などの記事の収集に余念がない少年だ。そんな彼の15歳の夏に、近隣の町で同年代の子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらんだデイビーは、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。
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