公式サイト: https://hotelnewmoon2020.com
母が隠した秘密。娘がついた嘘。二人をつなぐ絆がゆっくりとほどけていくーー。
【終了日:2021年1/8(金)】
【監督】筒井武文
【キャスト】ラレ・マルズバン,マーナズ・アフシャル,永瀬正敏,アリ・シャドマン
2019年/日本,イラン/93分/コピアポア・フィルム/DCP
12月26日(土)〜12月31日(木) |
15:45〜17:30 |
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1月02日(土)〜1月08日(金) |
20:05〜21:40 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
テヘランで大学に通うモナは、生まれる前に父を亡くし、教師をしている母ヌシンと二人暮らし。一人娘に厳しい門限を課し、交友関係にも目を光らせる過保護な母に、モナは少々辟易気味。そんななか、モナは、ホテルで見知らぬ日本人男性と会うヌシンを目撃したのをきっかけに、自身の出生をめぐる母の話に疑念を抱き始める。男は果たして誰なのか。ヌシンの過去に何があったのか。母と娘の間に生まれた小さな綻びは、徐々に大きな亀裂へと発展する。愛する者の抱えた秘密を、人はどう受け入れればいいのか。筒井武文監督(『孤独な惑星』)が現代のテヘランを舞台に作り上げた日本・イラン合作映画。母と娘の複雑な愛憎関係がつくりだす先の読めないスリリングなストーリーに、きっと誰もが魅入られる。
【実力派スタッフ、キャストが勢ぞろい。
現代のテヘランを舞台に、日本映画/イラン映画の枠を超えた新たな名作が誕生した。】
「現在のイランで生きる若者たちの物語をつくりたい」。『ホテルニュームーン』は、イランの風景と人々に一目惚れした筒井武文監督の熱い思いからスタートした。監督の思いに応え、日本に滞在経験のあるイランの人気脚本家ナグメ・サミニが、テヘランに住む母と娘の物語を執筆。イランの生活文化、日本とイランの歴史的関係を取り入れながら、謎に満ちたサスペンスドラマを書き上げた。シングルマザーのヌシン役は、イランで国民的な人気を誇る女優マーナズ・アフシャル。娘のモナ役には、新人ラレ・マルズバンが抜擢された。ヌシンの秘められた過去の扉を開く日本人・田中役を永瀬正敏が、その妻役を小林綾子が、円熟した演技で魅せる。撮影監督は、『アウトレイジ』シリーズをはじめ北野武監督作品を数多く手がけてきたベテラン、柳島克己。美しいテヘランの街でのロケ撮影から室内劇まで、かすかな陰影をも繊細に捉え、見事な映像を作り上げた。実力派スタッフ・キャストが勢ぞろいした本作。世代も国籍も超え、誰も見たことのない新たな名作がここに誕生した。
【story】
大学生のモナ(ラレ・マルズバン)は、教師をしている母ヌシン(マーナズ・アフシャル)と二人暮らし。ヌシンはモナに、父親は彼女が生まれる前、山の中で登山家の友人を助けようとして事故に遭い、命を落としたと伝えていた。
二人は、新居への引っ越しの準備を進めていた。まるで友達のように仲のいい親子だが、一人娘の交友関係に厳しく目を光らせる母に、モナは少々辟易気味。同じ大学に通う恋人サハンド(アリ・シャドマン)の存在もいまだ打ち明けられずにいた。
モナにはもう一つ秘密がある。サハンドと共にカナダに留学する計画を立てていたのだ。ヌシンにばれないようパスポートを探すモナは、ある日、地下室に隠されていた箱の中に、見知らぬ日本人男性と母、そしてまだ幼児期の自分が写った写真を見つける。そこには日本語が書かれたノートも入っていた。
一方のヌシンは、ある電話を受け、不安な思いを抱えていた。ある夜こっそり家を抜け出し、ホテルで田中(永瀬正敏)と会ったヌシンは、封筒に入った金を渡し、「お金は返すからモナには絶対に会わないでほしい」と頼み込む。それを聞いた田中は「お金が目的じゃない」と答えるしかない。
ヌシンの後をつけその様子を見ていたモナは、田中が写真に写っていた日本人だと気づき、母との関係に強い疑念を抱く。思い切って田中に声をかけるが、彼は何も言わず、謎は深まるばかり。
何も語らない母をあやしんだモナは、自分の出生にまつわる秘密を感じ取り、自力で調べようと決意する。一方、恋人のサハンドは、何かを思い詰めている様子のモナに不信感を抱き始める。
ヌシンの抱えている秘密とは何なのか。モナの父親は誰なのか。田中は何を伝えにイランへやってきたのか。母と娘が抱えた秘密と噓は、やがて悲しい真実へとたどり着く――。
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