少女ムシェット screen ジャック

あまりに哀れな少女の受難。多くの映画監督たちを魅了した、ブレッソンの問題作にして伝説の一作。
【終了日:2021年2/26(金)※2/19(金)休映】

【原題】Mouchette
【監督】ロベール・ブレッソン
【キャスト】ナディーヌ・ノルティエ,ジャン=クロード・ギルベール,マリー・カルディナル,ポール・エベール
1967年/フランス/80分/コピアポア・フィルム,lesfugitives/DCP

2月13日(土)〜2月18日(木)
10:55〜12:20
2月20日(土)〜2月26日(金)
15:00〜16:25
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,100
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
先着入場者特典あり!
『ブレッソン2作品特製カレンダー』
1~6月は「バルタザールどこへ行く」、7~12月は「少女ムシェット」の劇中写真がプリントされた両面蛇腹折り、手のひらサイズの2021年版カレンダーです(先着10名様)
  
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ロベール・ブレッソンが傑作『バルタザールどこへ行く』の直後に手がけた本作は、またも一人の少女の悲運な運命をまざまざと描きだす。原作はカトリックの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説。ブレッソンは、これ以上ない厳格なフレーミングと、俳優たちの演技を最小限に抑制することにより、原作にあった冷酷さを忠実に映像化。常に孤独な魂を映し続けてきたブレッソン映画のなかでもとりわけ苛烈な問題作が誕生した。強情で忍耐強い少女ムシェットを演じたのは、この映画のために抜擢されたナディーヌ・ノルティエ。彼女の悲惨さが極まるそのラストシーンは、ベルイマン、タルコフスキー、ジャームッシュら多くの映画監督をも魅了し、映画史に残る名場面として今も語り継がれる。

【story】

重病に苦しむ母と、酒に溺れ暴力を振るう父。自分が面倒を見るしかない赤ん坊を抱え、14歳のムシェットは、貧しい生活のなか、ひたすら孤独な日々を過ごしていた。家でも学校でも居場所のないムシェットは、森の中に逃げ込むが、突然の嵐で道に迷ってしまう。やがて森をうろつく密猟者のアルセーヌと遭遇したムシェットは、その夜、彼に強姦される。翌朝帰宅した少女は、母親の死去という悲劇に見舞われる。いつものように牛乳をもらいに出かけたムシェットは、ただ一人、村はずれの池に向かう…

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