乗せたら最期。<運命(行き先)>不明、死のドライブが始まる
【終了日:2021年4/1(木)】
【原題】The Hitcher
【監督】ロバート・ハーモン
【キャスト】ルトガー・ハウアー,C・トーマス・ハウエル,ジェフリー・デマン,ジェニファー・ジェイソン・リー
1986年/アメリカ/97分/アンプラグド/DCP
3月20日(土)〜3月21日(日) |
09:05〜10:50 |
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3月22日(月)〜3月26日(金) |
09:05〜10:50 20:45〜22:25 [レイト] |
3月27日(土)〜4月01日(木) |
19:15〜20:55 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
見知らぬ男を車に乗せた事から始まる恐怖の追跡劇は、公開当時アメリカ全土に“恐怖のヒッチハイカー”というトラウマを植え付けた。シンプルなストーリーながら、「ヒッチコックの要素を省化している」とも評される展開が異様な緊張感を持続させることに成功、と同時にド派手なアクションの連続で、観る者に恐怖と興奮を与える傑作である。
監督は、本作が第一作目となったロバート・ハーモン。殺人鬼の動機や人物背景などを排除し、彼らの置かれた状況だけを丁寧に描くことで登場人物の本質をにじませていく演出が光っており、J・J・エイブラムス監督は『10クローバーフィールド・レーン』(16)制作時に本作の影響を受けていることを明かしている。撮影は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)のジョン・シールが担当しており、奥行きと迫力、不穏な画で魅了する。
ある日突然命を狙われ逃げ惑う青年ジム役を務めたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督『E.T.』(82)で映画デビューし、翌年フランシス・フォード・コッポラ監督『アウトサイダー』(83)の主役に抜擢されたC・トーマス・ハウエル。あらゆる手段でどこまでもジムを追う、神出鬼没で不気味な殺人鬼ジョン・ライダーを演じるのは、『ブレードランナー』(82)で演じたレプリカント同様、冷たくも惹きつけられるキャラクターとしての魅力を倍増させているルトガー・ハウアー。クリストファー・ノーラン監督はこのハウアーの怪演を「渾身のサイコパフォーマンス」と絶賛しており、自身の作品『バットマン ビギンズ』(05)で彼を起用した。
未知なる悪と遭遇し、追い詰められ行く限界の世界で、青年は何を見出し選択するのか。追う者と追われる者が自ら投じていく究極の運命を、今ふたたび目撃する時が来た。
【その男に出会ったが最後、運命は恐怖へとひた走る】
シカゴからサンディエゴへの砂漠地帯。陸送の仕事をしていたジム・ハルジーは、ある嵐の夜に1人のヒッチハイカーを車に乗せる。しかし、ジョン・ライダーと名乗るその男はハンドルを握るジムの喉にナイフを突きつけ「俺を止めてみろ」と脅し始める。ジョンは恐ろしい連続殺人鬼だったのだ。一瞬の隙を見て、何とか彼を車から突き落としたジムだったが、それは恐怖の始まりに過ぎなかった。何度でも執拗に襲いくるジョン・ライダー。警察や協力者でウェイトレスのナッシュを巻き込んで自体は悪化していく……。
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