世界で一番幸せな国、北欧・フィンランドを舞台に地元の人たちと異国の料理人の出会いを描く心温まる物語
【終了日:2021年4/23(金)】
【原題】Mestari Cheng
【監督】ミカ・カウリスマキ
【キャスト】アンナ=マイヤ・トゥオッコ,チュー・パック・ホング,カリ・バーナネン,ルーカス・スアン
2019年/フィンランド,イギリス,中国/114分/ギャガ/DCP
4月10日(土)〜4月16日(金) |
10:50〜12:50 |
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4月17日(土)〜4月23日(金) |
18:35〜20:30 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
フィンランド北部の夏は、終わりのない白夜と雄大な自然が見渡す限りどこまでも広がる。
人々は短い夏を大いに楽しみ、歌い踊る。
本作の舞台は、フィンランド北部・ラップランド地方の小さな村。
中国・上海からやって来た料理人が、食堂を経営するフィンランド人女性と出会い、
国籍や文化の違いを乗り越え、お互いを家族のように思いやる気持ちが芽生えていく様子を描く。
彼らに差し出された1番の料理は、“おいしい人生”だった。
舞台となったフィンランドは、毎年国連が発表している
「世界幸福度ランキング」で、2018年から3年連続で1位を獲得している。
社会保障が充実し、ゆとりのある働き方で知られる国だ。
本作の舞台となる村には物質的な豊かさこそないものの、自然と共存しながら、
子供から老人まで日々生活を満喫し、生きている。
そのリラックスした人々の姿が、自分にとって幸せな人生はなにかを考えさせてくれる。
【フィンランドの名匠が料理に込めたメッセージ】
本作を彩るのは、プロの料理人であるチェンが作る、おいしく見た目も美しい料理の数々だ。チェンの料理哲学は、“医食同源”。医療にも通じる食事を地元の人たちに提供し、健康を気にも留めないフィンランド人たちの体を癒し、心を解きほぐしていく。料理には国境がなく、時にまったく異質な人たちを結びつける架け橋となる。
フィンランド映画界を代表するミカ・カウリスマキ監督が、母国の精神性はそのままに本作で描くのは、異文化との出会いと、そこから生まれる喜び。お互いの文化を尊重しあい、全く異なった世界を受け入れようと努力する人々の姿に、分断に揺れる現代社会に対する監督の強いメッセージが込められている。
【story】
フィンランド北部の小さな村にある食堂へ、上海から料理人チェン(チュー・パック・ホング)とその息子がやって来た。
恩人を探していると言うが、知る人は誰もいない。
食堂を経営するシルカ(アンナ=マイヤ・トゥオッコ)は、チェンが食堂を手伝う代わりに、
恩人探しに協力することとなる。
恩人探しが思うように進まない一方で、チェンが作る料理は評判となり食堂は大盛況。
次第にシルカ、そして常連客とも親しくなっていくチェンだったが、観光ビザの期限が迫り、帰国する日が近づいてくる―――
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