公式サイト: http://yuugiri-kaen.com
愛した男はスパイなのか―記憶が紡ぐ時を超えた愛の証明
【終了日:2021年8/22(日)】
【原題】夕霧花園 The Garden of Evening Mists
【監督】トム・リン
【キャスト】リー・シンジエ,阿部寛,シルビア・チャン,ジョン・ハナー
2019年/マレーシア/120分/太秦/DCP
8月07日(土)〜8月13日(金) |
15:20〜17:25 |
---|---|
8月14日(土)〜8月20日(金) |
18:45〜20:45 |
8月21日(土)〜8月22日(日) |
09:00〜11:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【三つの時間軸からなる幻想的でミステリアスな歴史ラブストーリー】
昨年の大阪アジアン映画祭オープニングを飾り、上映後客席から拍手が巻き起こった本作がついに日本国内の公開を迎える。日本ではあまり語られることのない第二次世界大戦におけるマレーシアの歴史と共に一組の男女の切ない恋が紐解かれていく。物語は亡き妹の夢である日本庭園造りに挑んだヒロイン・ユンリンと日本人庭師・中村が出会ったことで動き出す。キャメロンハイランドの美しい景色を舞台に、日本軍による占領という歪んだ関係にあったマレーシアと日本の因縁を超えて惹かれあう二人の運命が戦中の1940年代、戦後の1950年代、そして近代の1980年代からなる三つの時間軸を通して描かれる。
監督は台湾恋愛映画の名手、トム・リン。爽やかな青春・恋愛映画を手掛けてきたが今作ではマレーシアを舞台に、戦争という歴史から見えてくる人間の光と闇を巧みに描き切った。ユンリン役は香港・台湾映画界をメインに活動するリー・シンジエ。日本では『The EYE【アイ】』や大ヒット韓国映画『10人の泥棒たち』でのジュリー役が話題となった。日本人庭師・中村役は日本を代表する俳優の一人である阿部寛が務めた。庭師であり多才な芸術家、そして莫大な埋蔵金「山下財宝」の秘密を握るという稀有なキャラクターを演じ、新たな魅力を発揮した。台湾を代表する女優シルヴィア・チャンが80年代のユンリンを担当。その他キャストには『眺めのいい部屋』『オーシャンズ13』に出演のジュリアン・サンズや、映画監督のホー・ユーハンがカメオ出演し、様々な国・地域からスタッフとキャストが集結した。金馬奨にて最優秀スタイリングデザイン賞を受賞。原作はマレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説でブッカー賞ノミネートの「The Garden of Evening Mists」。
【第一の時間軸】
1980年代、マレーシアで史上二人目の女性裁判官のキャリアを持つユンリンは連邦裁判所事を目指していた。かつて愛した男、謎多き庭師の中村がとある財宝にまつわるスパイとして指弾されているのを知り、彼の潔白を証明できる証拠を探すことを決意する。
【第二の時間軸】
戦後1950年代。夢だった日本庭園を造るため、キャメロンハイランドで活躍する日本人庭師の中村の元で見習いとなる。日本人に対して悲しみと憎しみを抱えながらも、どこかミステリアスで孤独な中村に惹かれていく…。
【第三の時間軸】
第二次世界大戦中、イギリスの植民地のマラヤ(現在のマレーシア)でユンリンは妹のユンホンと共に日本軍によって強制労働に駆り出されていた。日本は敗戦し、現地人捕虜を収容所ごと焼き払う。ユンリンはただ一人逃げ出すことができたが妹を見殺しにしてしまった自責の念に苛まれ続ける。
月例イベント
ブログ