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人生のロスタイムを手に入れたダメおやじの92分一本勝負!愛と感謝と懺悔のイタリアン疾走コメディ!
【終了日:2021年7/16(金)】
【原題】Momenti di trascurabile felicita
【監督】ダニエレ・ルケッティ
【キャスト】ピエルフランチェスコ・ディリベルト,トニー・エドゥアルト,レナート・カルペンティエーリ,アンジェリカ・アッレルッツォ
2019年/イタリア/94分/アルバトロス・フィルム/DCP
7月03日(土)〜7月09日(金) |
09:20〜11:00 |
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7月10日(土)〜7月16日(金) |
13:15〜14:55 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
中年男パオロはスクーターで通勤途中、身勝手な運転が仇となり交通事故に遭ってしまう。死の瞬間、脳裏によぎったのは愛する妻と子供たちのこと・・。ではなくて、恋人に告げられた深すぎる一言や、客待ちタクシーの列の謎など、取るに足らないことばかり。しかし、そんなことよりも、予想外に短い寿命に納得できないパオロは、天国の入口で「健康のためにスムージーを飲んでいたのに!」と猛抗議。すると、前代未聞の計算ミスが発覚し、92分間だけ寿命が延長され、地上に戻れることに!傷心のパオロは、タイムリミット寸前まで愛する家族と一緒に過ごそうとするが、家族はしらけきっている。来る者拒まずで火遊びを繰り返し、妻に家事と子育てを押し付けてきたしっぺ返しに気づいたパオロは、最期の時が迫る中、家族の絆を取り戻すと一念発起。92分一本勝負の人生やり直しが始まった!
『いつだってやめられる』シリーズ の大ヒットでコメディの名産地として再び注目を集めているイタリアから、最新コメディが届いた。『シチリアーノ 裏切りの美学』(20)や巨匠ナンニ・モレッティ作品の脚本を担当してきたフランチェスコ・ピッコロによるベストセラー『モメンティ ディ トラスクラビレ フェリチタ(取るに足らない幸せの瞬間)』と 『モメンティ ディ トラスクラビレ インフェリチタ(取るに足らない不幸の瞬間)』 (日本未出版) を映画化した本作だ。日常の些細な瞬間をスケッチし、イタリア人の共感を呼んだ短編集を、作者のピッコロともに脚本化したのは、教皇フランシスコの知られざる激動の半生をていねいに描いた 『ローマ法王になる日まで』 (15)で知られるダニエーレ・ルケッティ監督だ。監督自身も友人に本を贈っていたというほどの原作の大ファン。ピッコロ曰く「著書の中で映画化される可能性がいちばん低いと思っていた」2冊の短編集は、原作者と監督の共同作業により、浮気性で自分勝手なパオロを主人公にしたコメディに換骨奪胎。計算ミスで延長された人生の92分をリアルタイムで進行させながら、恥ずかしい過去を見つめ直し、家族の愛を取り戻すまでをテンポよくユーモラスに描き、本国イタリアで大ヒットを記録した。
【story】
イタリア、シチリア島。パレルモ港で技師として働くパオロ(ピエールフランチェスコ・ディリベルト)のお楽しみは、交差点を赤信号ですり抜けること。ある日の仕事帰り、いつものように交差点をスクーターで通過中、同じように赤信号を猛スピードで突っ込んできたバンに衝突され、あっさりと即死した。死の瞬間、脳裏によぎったのは愛する妻アガタ(トニー)と子供たちのこと。ではなくて、恋人に告げられた深すぎる一言や、客待ちタクシーの列の謎など、人生の最期に思い出すには取るに足らないことばかり。しかし、そんなことよりも、予想外に短い寿命に納得できないパオロは、死者でカオス状態の天国の入口で「健康のためにジンジャー入りのスムージーを飲んでいたのに!」と役人(レナート・カルペンティエーリ)に食ってかかる。すると、寿命計算システムにデータが反映されていない前代未聞の計算ミスが発覚し、92分間だけ寿命が延長されることになったのだ。
監視役の役人に付き添われて天国のエレベーターで自宅に戻ったパオロは、午後7時20分きっかりにもう一度死ぬという事実は秘密にして、タイムリミット寸前まで家族と一緒に過ごそうと決意する。しかし、普段通りに仕事と家事に忙しそうな妻や娘のアウオラ(アンジェリカ・アッレルッツォ)も息子のフィリッポ(フランチェスコ・ジャンマンコ)も、突然、センチメンタルになったパオロに違和感を感じていた。というのも、パオロは生前、来る者拒まず、後先考えずにママ友や手近なところで火遊びを繰り返しては、家庭サービスを全力で拒否。家族ぐるみで仲のいい友達にも、自分勝手な振る舞いをして呆れられていたのだ。特に思春期真っ盛りのアウオラは、威厳も存在感もゼロの父を毛嫌いしてバカにするほどだった。
身から出た錆とはいえ、家族から相手にされない悲しい現実に打ちひしがれたパオロは、最期の時が迫る中、家族の絆を取り戻すと一念発起。今さら過去の過ちは変えられないが、残された時間で今までよりは少しでも良き夫で良き父だったと偲んでもらえる人間になりたい。しつこくつきまとう役人の監視をかいくぐり、パオロは92分間一本勝負の人生やり直しゲームに挑むのだった。
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