2011年、台湾のろう学校で実際に起こった性暴力事件を新進気鋭の女監督が事件を元に描く
【終映日:2022年3月11日(金)】
【原題】無聲
【監督】コー・チェンニエン
【キャスト】リウ・ツーチュアン,チェン・イェンフェイ,キム・ヒョンビン,リウ・グァンティン
2020年/台湾/104分/ライツキューブ/DCP
2月26日(土)〜3月04日(金) |
17:15〜19:05 |
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3月05日(土)〜3月11日(金) |
14:15〜16:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
台湾南部のろう学校で実際に起きた、性的暴行・セクシャルハラスメント事件を題材に『無聲』を撮ったのは、本作が長編初監督作となるコー・チェンニエン。 事件について綿密な調査を行い、事実を一人でも多くの観客に伝えるため、映画化に踏み切った。 世間から多くの批判を受けかねない、深刻な社会問題を描くことに挑戦する監督を支えたのは、ユー・ベイファ、チュウ・ヨウニンの敏腕プロデューサー2人。 本国では、教育者や政治家をはじめ、多くの観客が事件の深刻さを問題視し、台北の週間興行収入1位を獲得。勢いはとどまることなく、台湾の金馬奨では、8部門ノミネート。チェン・イェンフェイの最優秀新人俳優賞など2部門を受賞した。 2021年度の台北映画祭では、最多7部門8ノミネートを記録。チェン・イェンフェイの最優秀新人俳優賞など3部門の他、観客賞を受賞した。
【STORY】
普通学校から台湾南部のろう学校に転校してきたチャン (リウ・ツーチュアン)。
この学校の生徒たちは、皆が幸せそうに過ごしている。
同級生のベイベイ(チェン・イェンフェイ)と他愛もない話ですぐに打ち解けたチャンは、新たな生活に期待を抱いていた。
ある日チャンは、ベイベイがスクールバスで複数の男子生徒から性暴力を受けている現場に遭遇してしまう。
信じられないことに、その後もベイベイは、生徒たちと何事もなかったかのように遊んでいるのだ―。
その実態に困惑し、みんなと離れて行動するチャンの異変に気が付いたワン先生に真実を打ち明け、彼女を救ってほしいと嘆願する。
ベイベイは、友達を裏切りたくないと頑なに話をしたがらなかったが、それは現状を諦めているからではなく、周りの大人たちが変わらなければ、どうすることも出来ないことを理解していたからだった。これまで彼女は、何度も助けを求めながら、一人で抱えきれないほどの苦しみを背負い込んできたことを知ったワン先生とチャンは、何があっても彼女を守らなければならないと決意を固めた。
早速校長にベイベイの被害を訴えるが、まともに取り合ってくれないどころか、過去にも同様の事件があったに違いないと悟ったワン先生は、生徒達から聞き取り調査を始めた。その結果、性暴力・セクシャルハラスメント被害の件数は127件にものぼった。
主犯格とされるユングアン(キム・ヒョンビン)に話を聞くが、他の生徒とは違い、<俺は何もしていない>と加害者であることを認めない。
そんな中、マスコミが学校の実態を取り上げ、凄惨な環境であることを世間に知らしめたが、学校は事件の真相を隠蔽する。
事件解決のため、奔走するチャンとワン先生、またも被害を受けてしまうベイベイ。
それぞれに待ち受ける未来とは…。
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