ジャック・ロジエ監督の長篇劇映画全5作品のうちデジタル・レストアされた4作品と短篇2作品を上映
【終映日:2023年9月15日(金)】
【監督】ジャック・ロジェ
エタンチェ、ユーロスペース/DCP
9月02日(土)〜9月08日(金) |
09:30〜 12:10〜 |
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9月09日(土)〜9月15日(金) |
17:40〜 20:20〜 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
【上映作品】
▶『アデュー・フィリピーヌ』(2Kレストア)
Adieu Philippine/1962年/フランス=イタリア合作/フランス語/モノクロ/110分/1.66 :1/日本語字幕:寺尾次郎 © 1961 Jacques Rozie
監督/ジャック・ロジエ 脚本/ジャック・ロジエ、ミシェル・オグロール 撮影監督/ルネ・マトラン 編集/ジャック・ロジエ、モニク・ボノ、クロード・デュラン 音楽/ジャック・ダンジャン、マキシム・ソーリー、ポール・マテイ 製作/ジョルジュ・ド・ボールガール
出演/ジャン=クロード・エミニ(ミシェル・ランベール)、イヴリーヌ・セリ(リリアーヌ)、ステファニア・サバティーニ(ジュリエット)、ヴィットリオ・カプリオリ(パシャラ)
1960年パリ。アルジェリア戦争のさなか兵役を数か月後に控えた青年ミシェルは、勤務先のテレビ局でリリアーヌとジュリエットという仲の良い二人の娘と出会う。二人は次第にミシェルに惹かれていくが、彼はどちらとも上手くやろうとする。そんな中、仕事でミスをしたミシェルは、兵役前にヴァカンスを楽しもうとテレビ局を辞め、二人に告げぬままコルシカ島へ旅立つ。
▶『トルテュ島の遭難者たち』(4Kレストア)
※劇場初公開
Les Naufragés de l’île de la Tortue/1976年/フランス/フランス語/カラー/146分/1.66 :1/日本語字幕:高部義之 © 1974 Jacques Rozier
監督/ジャック・ロジエ 脚本/ジャック・ロジエ 撮影/コラン・ムニエ 録音/ジャン=フランソワ・シュヴァリエ 音楽/ナナ・ヴァスコンセロス、ドリヴァル・カイミ 編集/ジャック・ロジエ、フランソワーズ・テヴノ 製作総指揮/ジャック・ロジエ 製作管理/ジャック・ポワトルノー
出演/ピエール・リシャール(ジャン=アルチュール・ボナヴァンチュール)、モーリス・リッシュ(太っちょノノ)、ジャック・ヴィルレ(プティ・ノノ)、キャロリーヌ・カルティエ(広報アシスタント)、アラン・サルド(支店長)、ジャン=フランソワ・バルメール(ノッティンガム)、ナナ・ヴァスコンセロス(ミュージシャン)、パトリック・シェネ、ピエール・バルー
パリの旅行代理店に勤めるボナヴァンチュールと同僚の「太っちょノノ」は、ロビンソン・クルーソーの冒険を追体験させる無人島ヴァカンスツアーを企画する。彼らはツアー候補地のカリブ海へ調査に向かうが、空港で「太っちょノノ」が逃げ出し、代わりに弟の「プティ・ノノ」がボナヴァンチュールに同行することになる。現地に着いた二人が無人島を探していると、パリから最初のツアー客がやってくるが、誰もボナヴァンチュールの言うことを聞こうとしない。
▶『メーヌ・オセアン』(4Kレストア)
Maine Océan/1985年/フランス/フランス語、ポルトガル語、スペイン語、英語/カラー/136分/1.66 :1/日本語字幕:寺尾次郎 © 1986 Jacques Rozier
監督/ジャック・ロジエ 脚本・台詞/ジャック・ロジエ、リディア・フェルド 撮影監督/アカシオ・ド・アルメイダ 録音/ニコラ・ルフェーブル 編集/ジャック・ロジエ、マルティーヌ・ブラン 音楽/シコ・ブアルキ、フランシス・ハイミ 製作/パウロ・ブランコ
出演/ベルナール・メネズ(検札長)、ルイス・レゴ(検札係)、イヴ・アフォンソ(プチガ)、リディア・フェルド(女弁護士)、ロザ=マリア・ゴメス(デジャニラ)、ペドロ・アルメンダリス・Jr(興行主)、マイク・マーシャル(森の中の弁護士)、ベルナール・デュメーヌ(裁判長)、ジャン=ポール・ボネール(検察官)、ユベール・デジェックス(ピアニスト)、アンヌ・フレデリック
1986年ジャン・ヴィゴ賞
ブラジル人ダンサーのデジャニラは、パリ発の特別列車「メーヌ・オセアン号」に飛び乗るが、検札係に罰金を命じられてしまう。フランス語が分からない彼女だが、たまたま通りがかった弁護士の女性に助けられる。翌日、弁護士に誘われ漁師の裁判に立ち会ったデジャニラは、その漁師が住む大西洋の島で週末を過ごすことにするが、そこに検札係もやって来て……。
▶『フィフィ・マルタンガル』(デジタル・レストア)
※劇場初公開
Fifi Martingale/2001年/フランス/フランス語/カラー/120分/1.85 :1/日本語字幕:高部義之 © 1997 Jacques Rozier
監督/ジャック・ロジエ 脚本・台詞/ジャック・ロジエ、リディア・フェルド 撮影/ジャン・クラヴエ、マチュー・ポワロ=デルペク 編集/ジャック・ロジエ、アンヌ=セシール・ベルノー 音楽/ラインハルト・ワグナー 製作/Antinéa 共同製作/CNC、CANAL+
出演/ジャン・ルフェーブル(ガストン)、イヴ・アフォンソ(イヴ)、リディア・フェルド(フィフィ)、マイク・マーシャル(劇作家/演出家)、ルイス・レゴ、フランソワ・シャト、ジャック・プティジャン、ロジェ・トラップ、ジャック・フランソワ、アレクサンドラ・スチュワルト、ジャン=ポール・ボネール
ブールヴァール劇『イースターエッグ』はパリで大ヒット中。この低俗な自作が権威あるモリエール賞を受賞したと知った劇作家は、これを何かの陰謀だと思い込み、上演中の戯曲を改変して「敵」に報復しよう企む。
▶『パパラッツィ』(2Kレストア)
Paparazzi/1963年/フランス/フランス語/モノクロ/22分/1.37 :1/日本語字幕:寺尾次郎、追加訳:高部義之 © 1963 Jacques Rozier
▶『バルドー/ゴダール』(2Kレストア)
Le Parti des choses : Bardot/Godard/1963年/フランス/フランス語/モノクロ/10分/1.37 :1/日本語字幕:寺尾次郎 © 1963 Jacques Rozier
1963年5月、ゴダール『軽蔑』の後半部分を占めるカプリ島での撮影現場を訪れたロジエは、そこで撮影したフッテージをもとに二本の短篇を製作する。
『パパラッツィ』では、ブリジット・バルドーを一目見ようと集まる群衆や、スクープ写真を狙うパパラッツィに焦点をあて、『軽蔑』を外側から捉えようとする。
『バルドー/ゴダール』では、作品の内側からゴダールの撮影美学に迫りながら、ロジエの作家性をも浮かび上がらせている。
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