蟻の王 screen ジャック

イタリアの名匠、ジャンニ・アメリオ監督作。愛と誇りだけは、誰にも奪えない。
【終了日:2024年3/14(木)】

【原題】Il signore delle formiche
【監督】ジャンニ・アメリオ
【キャスト】ルイジ・ロ・カーショ,エリオ・ジェルマーノ,レオナルド・マルテーゼ,サラ・セラヨッコ
2022年/イタリア/140分/ザジフィルムズ/DCP

3月02日(土)〜3月08日(金)
10:00〜12:25
3月09日(土)〜3月14日(木)
16:00〜18:25
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,200
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,200
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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イタリアの名匠、ジャンニ・アメリオ監督作

1960年代、ポー川南部の街ピアチェンツァ。詩人で劇作家、蟻の生態研究者でもあるアルドが主催する芸術サークルには、多くの若者が集っていた。そんな中、アルドは若者の一人エットレと惹かれ合い、二人はローマに出て生活を始める。しかしエットレの家族は二人を引き離すため警察に通報、アルドはファシスト政権下に成立した教唆罪で逮捕され、エットレは矯正施設に送られ、同性愛を“治療”するための電気ショックを幾度となく受けることになる。世間の好奇の目に晒されながら、裁判が始まった。傍聴に通う新聞記者エンニオは、社会の不寛容に声を上げるのだが…。

カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞作『小さな旅人』(‘92)では施設に送られる幼い姉弟と憲兵の旅を、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作『いつか来た道』(‘98)では、都会に働きに出た兄弟の葛藤を、『家の鍵』(‘04)では若き父親と障がいをもつ息子の物語を、常に他者と理解し合うことの難しさ、大切さを描き続けてきたイタリアの名匠ジャンニ・アメリオが新作の題材に選んだのは、差別と偏見に立ち向かい愛を貫き通そうとする人々の物語。「今も存在する“異なる人”に対する憎悪に立ち向かう勇気を与えたい」と、その製作の動機を語る。イタリア映画界を代表する名優ルイジ・ロ・カーショ、エリオ・ジェルマーノに加え、ヴェネチアで新人賞2冠に輝き、マルコ・ベロッキオ監督の新作「RAPITO」(原題)にも出演する新星レオナルド・マルテーゼの全身全霊の演技が胸を打つ。
(C)Kavac Srl / Ibc Movie/ Tender Stories/ (2022)

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