もう、人間がいっぱい……50年前に描かれた"地球の未来予想図"に生存している我々は、本当の地球の姿を知っているのか?
【終了日:2024年8/9(金)】
【監督】リチャード・フライシャー
【原作】ハリー・ハリソン
【キャスト】チャールトン・ヘストン,リー・テイラー・ヤング,エドワード・G・ロビンソン,チャック・コナーズ,ジョセフ・コットン,スティーブン・ヤング,マイク・ヘンリー
1973年/アメリカ/97分/コピアポア・フィルム/DCP
7月27日(土)〜8月02日(金) |
20:00〜21:45 [レイト] |
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8月03日(土)〜8月09日(金) |
16:35〜18:20 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
毎週火曜日、政府が配給する新食材、ソイレント・グリーン。タイトルの「ソイレント」はSOY(大豆)とLENTIL(レンズ豆)の合成語だが、この不思議な食材に隠されたショッキングな秘密を巡り、スリルとアクションに満ちた緊迫の物語が展開する。
主演は往年のハリウッドのトップスター、チャールトン・ヘストン。かつて、スペクタクル史劇の『十戒』(56)や『ベン・ハー』(59)で民衆を導く英雄に扮した彼も、SF名作『猿の惑星』(68)で猿に屈する宇宙飛行士役を経て、本作では巨大な陰謀と傷だらけで苦闘する主人公に挑戦。年代の”リアル”を感じさせる熱演を披露する。
監督は犯罪劇からサスペンス、ホラーにコメディまで幅広いジャンルで活躍した娯楽名匠リチャード・フライシャー。特に視覚効果を駆使したSF大作はその独壇場。スリリングな見せ場の数々に辣腕を振るう。
原作はアメリカのSF作家ハリイ・ハリスンの問題小説「人間がいっぱい」。但し、本作はSF=夢溢れる「サイエンス・フィクション」ではなく、暗い予感を突きつける「サイエンス・ファクト」。この原作を踏まえつつ、映画版はオリジナル要素を自由に加えて脚色。
上級国民の住居を装飾する美しき人間家具“ファーニチャー”や、知識・情報をインプットした“ブック"と呼ばれる知恵者たち(インターネットがなければ、彼らもリアルな存在だろう)、なかでも大自然のパノラマ映像とベートーヴェンの交響曲「田園」の響きに包まれて迎える“人生の臨終”は、一度はスクリーンで体験したい悪夢の瞬間だ。
日本初公開から半世紀。あの頃、劇場の暗闇を震撼させたクライマックスの「叫び」が今、更なる衝撃と脅威をもって甦る。SF映画の古典が描いた戦慄の未来予想図に、あなたは何を思うだろう―。
<STORY>
2022年、ニューヨークは人口超過密都市となった。人々は仕事も家も失い、電力の配給もマヒ状態。肉や野菜は希少品で、多くの市民は“究極の栄養食”を謳う新たな合成食品ソイレント・グリーンが配給されるのを待ちわびている。
この食品を生産するソイレント社の幹部が殺された事件を追う殺人課の刑事ソーンは、現場となった高級マンションの豪勢な生活に目を見張る。情報に通じた“人間ブック”こと、ソル・ロス老人の協力で捜査を続けるソーンだが、ソイレント・グリーンの秘密を知った老人の足は、公営安楽死施設「ホーム」へと向かっていた・・・。
彼を死に急がせたおぞましい真相とは何か。“ミラクルフード”の正体に勘づいたソーンにも、殺し屋たちの魔手が迫って来る。
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