公式サイト: http://www.moviola.jp/dofun/
世界の不公正に抵抗した矜持の人。2013年に死去したエセルの遺言ともいうべき書、「怒れ!憤れ!」を映像化!
【原題】Indignados
【監督】トニー・ガトリフ
【キャスト】ベティ,イサベル,フィオナ・モンベ,ノリグ,ナウェル・ベン・クレム
2012年/フランス/88分/ムヴィオラ/DCP上映
7月26日(土)〜8月01日(金) |
17:00〜18:30 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
家族へ。ヨーロッパから良い報せを送ります。
アフリカからヨーロッパにやってきた少女。たどり着いたのはギリシャ、アテネ。仕事を探すものの、仕事どころか眠る場所にさえありつけず、警察に拘束されて強制退去させられる。
少女はフランスにたどりつく。パリ。市民や観光客の目の届かない裏通りには、多くの不法移民や差別され追放された者たちが路上に暮らす。バスティーユ広場には「真の民主主義を」と訴える若者たちが集まっていた。少女は再び、警察に捕らえら、アテネへと送り返される。その街で声をかけてきた少年の手配で、少女は1ユーロで水を売るが、何の足しにもならない。少女はよりよい場所を求めて、密航する。スペイン。世界に絶望しかけた彼女の前に、世の不正義に反対する若者たちの声が聞こえてくる……。
君は怒りをもって生きているか?
93歳の元レジスタンスの闘士が、若者たちに怒ることの大切さを語りかけた、わずか32ページのパンフレットが大ベストセラーとなって、欧米の若者の心を動かした。
エセルが訴えたのは非暴力のパワー。そのメッセージは、2011年スペイン15M運動にはじまるヨーロッパの大衆運動〈INDIGNADOS(怒れる者たち)〉に火をつけた。
パリ・バスティーユ、ギリシャ・アテネ、トルコ・イスタンブール……そしてアメリカの「ウォール街を占拠せよ」へ!
この映画は、世界中で大きな注目を浴びたエセルのその著書「怒れ!憤れ!」にインスパイアされたトニー・ガトリフ監督最新作である。
物語はあるものの、ガトリフ監督らしく、そのメッセージはむしろ、体の奥に響いてくる音楽と目に焼き付いて離れないイメージで語られる。
君は怒りを持っているか? 今の日本にエセルが問いかけている。
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