死ぬために、
生きているのでは
ありません。
【終了日:2025年8月15日】
【監督】今村昌平
【キャスト】田中好子,北村和夫,市原悦子,大滝秀治,三木のり平
1989年/日本/183分/東映/
昭和20年8月6日、二十歳の高丸矢須子(田中好子)は広島に近い疎開先にいた。一瞬輝く強烈な閃光、青空をおおい尽くすキノコ雲。叔父・重松(北村和夫)を頼り市内戻る矢須子の純白のブラウスを、大粒の黒い雨が汚した……
5年後、美しく成長し適齢期に達した矢須子に次々縁談が持ち込まれる。が、「あの娘はピカを浴びたんじゃ」という噂のためことごとく破談していく。矢須子を預かる身でありながら、嫁がせることのできない重松・シゲ子(市原悦子)夫婦は自責の念にかられるが、かえって矢須子との絆は強まり、実の親子以上の愛情で3人は結ばれるようになる。
「わしら夫婦と矢須子の三人はピカで結ばれた運命共同体なんじゃ」
だがそんな彼らの肉体も、”黒い雨”が確実にむしばんでいっているのだった……
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