ミンヨン 倍音の法則 screen ジャック

物語とは何か。話しの肖像画。モーツァルトの戦慄にみちびかれ ソウルから日本へ、ミンヨンが歩む旅。

【監督】佐々木昭一郎
【キャスト】ミンヨン,ユンヨン,武藤英明,旦部辰徳,高原勇大
2014年/日本/140分/シグロ/DCP上映

1月10日(土)〜1月16日(金)
17:50〜20:15
1月17日(土)〜1月23日(金)
10:00〜12:35
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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数々の国際賞に輝く佐々木昭一郎のみずみずしい感性にあふれた待望の新作。

佐々木昭一郎は唯一無二の映像作家である。彼の創作に対する真摯な姿勢は今や伝説となっている。佐々木はテレビ演出家として、イタリア賞や芸術祭大賞など内外の数多くの賞に輝いた。彼の作品「四季・ユートピアノ」(1980)、「川の流れはバイオリンの音」(1981)など、類まれな詩的感性、斬新でみずみずしい映像で作られたドラマは、多くの人を魅了し、後進の作家に強い影響を与えている。しかし佐々木は退職後、人々の前から姿を消し、旧作の上映会は常に満席にもかかわらず、新作のニュースを聞くことはなかった。「ミンヨン 倍音の法則」は彼の20 年近くの沈黙を破る待望の新作であり、初の劇映画作品である。

ソウルの学生、主人公のミンヨンは一枚の古い写真に心をとらわれている。亡き祖母の親友、佐々木すえ子の家族写真だ。すえ子への思いが募るミンヨンは、妹ユンヨンの後を追うように日本を旅する。そこで巡りあう人々、母に捨てられた少年、何者かに追われるジャーナリスト、風鈴職人、サッカー笛の職人、塩作りの老人、長崎へ旅する神父の姿をした男‥‥さらに彼女は時代を超えて、太平洋戦争中のすえ子の人生を生きるようになる。戦時の統制下で、すえ子の一家は人間らしく生きようとしたために様々な苦難を経験したのだった。――そして今、不安に満ちる現代社会で、ミンヨンは人々と交流し、モーツァルトをはじめとする音楽と出会い、ハーモニーへの夢を育んでゆく。

本作は、2010 年秋に撮影を開始したが、翌年の東日本大震災など、様々な困難のために中断を余儀なくされた。しかし製作は断続的に進められ、足かけ5年の歳月をかけて完成した。映画で描かれた戦争中の佐々木すえ子一家の物語は、佐々木昭一郎の少年時代の実体験をもとにしていて、古い家族写真も実際に佐々木家のもの(1943 年7月31日撮影)である。佐々木が自身の記憶を深く掘り下げ、既成にとらわれない精神で作った本作は、この混迷する時代に、音楽の豊かさとともに人間としての自由や誇り、夢や憧れの普遍性を観る者の心に映すことだろう。

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