公式サイト: http://superlocalhero.com
音楽と子供たちから愛される、ちょっと変わったおじさんの話【1週限定上映】
【原題】
【監督】田中トシノリ
【キャスト】信恵勝彦,中納良恵,森雅樹,二階堂和美,ナカムラ
2014年/日本
/91分/映画「れいこう堂」製作委員会 /ブルーレイ上映
6月27日(土)〜7月03日(金) |
15:35〜17:10 |
---|
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
尾道の駅裏に、古民家を利用した風変わりなCDショップがある。店の名を「れいこう堂」、店長は信恵勝彦という。
隙間に、インディーズを中心としたCDが仲良く並んでいる。ところがこの「れいこう堂」、運がよい人だけが入れるという、宮沢賢治の童話にでも出てきそうな妙ちくりんな店なのだ。植木鉢の植物と水槽のメダカと昼寝する猫に留守をまかせ、店長はいつもおんぼろカブで出かけてしまう。あるときはライブやイベントの準備に、あるときは人助けに、そして店を存続させるためのかけもちバイトに・・・・・。本編は、そんな店長の日常を追いかけた長編ドキュメンタリー。
よれよれのTシャツに穴の開いたスニーカー、前にも後ろにも山のような荷物を積んだカブで尾道中に出没する“あやしげなおじさん”風の店長が、なにゆえ“ローカルヒーロー”として多くに人に愛され、子どもたちのハートをわしづかみにしているのか。その「秘密」が、親交のあるミュージシャンや尾道市民、移住者の声を通して解き明かされていく。“今この瞬間”をライヴで燃やし尽くしている店長のひたむきさに、人が幸せに生きるとはどういうことか改めて考えさせられる映画だ。
【瀬戸内の街。荷台いっぱいで駆け回る、一台のオートバイ。日に焼けた、どこかユーモラスなおじさんがつなぐ出会いと“いま”を生きる背中が教えてくれるものとは・・・。】
あるライヴ映像から、この映画は始まる。ステージ上のミュージシャンが感謝の言葉とともに呼びかける、その名は「ノブエさん」。
「ノブエさん」は「おじさん」である。西日本の小さな街広島県尾道市で、風変わりなCDショップ「れいこう堂」を営んでいる。身銭を切りながら多くのインディーズミュージシャンをライヴに呼び続けた、情熱の人。ノブエさんとれいこう堂に訪れた危機は、ミュージシャン達を突き動かす。インタビューと残されていた貴重な映像が、その時の空気を呼び起こしていく。 そして復活。
「動かなければ何も伝わらない」「一人でもやる」。感じたら、とにかく行動するのだ。店はほったらかしで西へ東へ。子ども達のため、音楽のため、目の前の大切 なコトのために。走り回るノブエさんを気遣い、感化され、それぞれがまた彼の支えになる。その小さな力の集まりが、いくつもの無謀なチャレンジを成功させ てきた。音楽と人が、人と人が、型破りでどこまでも温かいノブエさんの“ライヴ”でつながり、弧を描き出すのだ。
「このおじさんを知ってほしい」。撮り手である監督の素直な思いと視線は、ノブエさんを追いながら日本の今をも気負うことなく浮き彫りにする。そして本当のヒーローの居場所へと、観る者を導いていく。
誰もが誰かのヒーローになれたなら…。一人のおじさんの記録が今、僕らの明日を予感させる物語になる。
月例イベント
ブログ