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ただ知りたかった。あの時、夫は私を愛していたのか。それとも、ナチスに寝返り裏切ったのかを―。
【原題】Phoenix
【監督】クリスティアン・ペッツォルト
【キャスト】ニーナ・ホス,ロナルト・ツェアフェルト,ニーナ・クンツェンドルフ
2014年/ドイツ/98分/アルバトロス・フィルム/DCP上映
9月19日(土)〜9月25日(金) |
11:45〜13:25 18:40〜20:20 |
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9月26日(土)〜10月02日(金) |
12:05〜13:45 |
10月03日(土)〜10月09日(金) |
09:30〜11:10 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
【アウシュヴィッツから生還した妻と、変貌した妻に気づかない夫。奇しくも再会を果たしたふたりは、再び愛を取り戻すことができるのか――。】
1945年6月ベルリン。元歌手のネリーは顔に大怪我を負いながらも強制収容所から奇跡的に生還し、顔の再建手術を受ける。彼女の願いはピアニストだった夫ジョニーを見つけ出し、幸せだった戦前の日々を取り戻すこと。顔の傷が癒える頃、ついにネリーはジョニーと再会するが、容貌の変わったネリーに夫は気づかない。そして、収容所で亡くなった妻になりすまし、遺産を山分けしようと持ちかける。
「夫は本当に自分を愛していたのか、それとも裏切ったのか――」。その想いに突き動かされ、提案を受け入れ、自分自身の偽物になるネリーだったが・・・。
監督は、前作『東ベルリンから来た女』でベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いたクリスティアン・ペッツォルト。主演に再びニーナ・ホスとロナルト・ツェアフェルトを起用し、愛の真理を問うサスペンスフルな心理劇を作り上げた。削ぎ落とされたセリフと無駄のない演出に、亡命作曲家クルト・ヴァイルの名曲「スピーク・ロウ」が艶やかに映える。ヒッチコックの『めまい』を彷彿とさせる傑作と世界が絶賛した本作。
戦後70年の今、”収容所のその後”を生きる夫婦の愛の行方から、私たちは目を逸らすことができない。
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