カンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを始め、映画史に清冽な光を放つ伝説の名作が、四半世紀の歳月を経て再公開!
【終了日:7/8(金)】
【原題】L'albero degli Zoccoli
【監督】エルマンノ・オルミ
【キャスト】ルイジ・オルナーギ,フランチェスカ・モリッジ,オマール・ブリニョッリ,カルメロ・シルバ,マリオ・ブリニョッリ
1978年/イタリア/187分/ザジフィルムズ
/DCP
6月25日(土)〜7月01日(金) |
09:45〜12:55 |
---|---|
7月02日(土)〜7月08日(金) |
13:35〜16:45 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
1978年、カンヌ国際映画祭の公式上映では、2,000名を超える観客がスタンディングオベーションを送り、審査員全員一致でパルム・ドールに決定。その後も、米・ニューヨーク批評家協会外国語映画賞、仏・セザール賞外国映画賞など、各国の映画賞を総なめし、日本でも大きな反響を呼んだエルマンノ・オルミ監督のイタリア映画『木靴の樹』が、四半世紀ぶりにスクリーンに戻ってきます。
【世界の巨匠エルマンノ・オルミ監督の長き映画人生における金字塔。名もなき人々に向けるやさしく深い眼差し。社会の不条理への静かな告発。】
本作によって世界の注目を集め、『聖なる酔っぱらいの伝説』(ベネチア映画祭金獅子賞)、『ポー川のひかり』、『楽園からの旅人』、80歳を過ぎて万感の思いをこめた最新作『緑はよみがえる』等、オルミ監督は、時代が激しく変化するなかで、人間への信頼と愛情に満ちた多くの名作を発表してきました。世界の映画ファンから尊敬されるオルミの揺るぎない視線を示した代表作が『木靴の樹』です。
【秋のとりいれ、冬のおき火のもとでの語らい、春の日差しへの夢・・・
土とともに生きる人々の営みが、美しく静謐な映像の中で描かれてゆく。】
19世紀末の北イタリア、ベルガモ。厳しい大地主のもとで肩を寄せ合うようにして暮らす四軒の農家。貧しい彼らは農具や生活の品の多くを地主から借りていた。ある日、バティスティー家のミネク少年の木靴が割れてしまう。父は村から遠く離れた学校に通う息子のために、川辺のポプラの樹を伐り、新しい木靴を作った。しかし、その樹木もまた地主のものだった・・・。
人々の暮らしが大地の四季のめぐりとともにあった時代。農家の貧しくつましい日々が、慈しみをこめて映し出されてゆきます。厳しい農作業、祭、結婚、出産、喜びと悲しみ、現代の文明社会とは対極にある人々の暮らしは、今日の私たちの心に一層の切実さをもって迫ってくることでしょう。
月例イベント
ブログ
ご入場が後になると、お席が選びづらくなります。