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「私は死ぬまで生きているよ」彼女が見つめる、男女の愛と再生の物語
【キャスト】小篠恵奈,奥野瑛太,嶺豪一,斉藤陽一郎
2020年/日本/113分/コピアポア・フィルム/DCP
1月23日(土)〜1月26日(火) |
17:55〜19:55 |
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1月27日(水)〜1月29日(金) |
15:55〜17:55 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
17歳で複雑な家庭から逃げだしたあざみは、年の離れた編集者のキタジマさんの恋人になった。キタジマさんに釣り合う女になりたいと背伸びしても、彼は仕事優先で向き合ってくれない。さびしさをこじらせたあざみは、その後、誰とつきあってもキタジマさんのことが頭から離れない。そんな彼女の前に、子供のようにまっすぐに愛をぶつけるノダくんが現れた。同じ頃、愛憎半ばする感情を抱く母との再会と死を経験したあざみは、愛すること、生きることを見つめ直すのだった。
『アレノ』での監督デビュー以来、『海辺の生と死』『二十六夜待ち』やシリーズ前作『誰でもない恋人たちの風景vol.1 愛の小さな歴史』など、男と女の揺れ動く情愛を描き続けてきた越川道夫監督。19年には特別養子縁組を取り上げ、母性と親子の絆を問うヒューマンドラマ『夕陽のあと』を発表し、新境地を開拓した。「誰でもない恋人たちの風景vol.2」の本作では、孤独を埋め合わせるため性に奔放となるあざみを寄り添うように映し、ひとりの人間の心の移ろいを描く。
主人公のあざみを演じるのは、11年のデビュー作『ももいろそらを』でいたずらな女子高生を生き生きと演じ、一躍注目された小篠恵奈。映画、ドラマでキャリアを積み重ねてきた小篠が、本作で忘れられない恋に執着するヒロインのあざみに体当たりする。寝起きのようなむくんだ素顔を披露したり、夜の渋谷を泣きながらさまようゲリラ撮影にも挑戦。複雑な家庭環境に育ち、愛と誰かへ依存にすがりつく寂しがり屋のあざみを繊細に、大胆に演じた。
あざみを不器用に愛するノダくん役には、『SR サイタマノラッパー』シリーズのMC MIGHTY役で知られ、ドラマ、映画で活躍する実力派の奥野瑛太。本作でも難役のノダくん全身全霊で演じ、強い存在感を残す。別れたばかりのやさしい恋人、シンには『二十六夜待ち』でも越川監督と組んだ嶺豪一。あざみをそばに置くだけだったキタジマさんには『EUREKA』『ディアーディアー』の斉藤陽一郎が。あざみが軽蔑する強烈な母には、ベテランの片岡礼子と、日本映画界を支える名バイプレイヤーが集まった。音楽はvol.1に引き続き、斉藤友秋がプロデュースする。
恋の失敗を引きずり、周囲も自分も傷つけてきたあざみ。愛の歴史を変えるあざみの小さな決断に、心が満たされる愛と再生の物語。
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