愛しのゴースト screen ジャック

公式サイト: http://love-ghost.com/

タイ歴代興行収入No.1のメガヒット!新感覚エンターテインメントがついに日本上陸。

【原題】Pee Mak
【監督】バンジョン・ピサンタナクーン
【キャスト】マリオ・マウラー,ダビカ・ホーン
2013年/タイ/113分/キネマ旬報DD/DCP上映

11月08日(土)〜11月14日(金)
20:40〜22:35 [レイト]
11月15日(土)〜11月21日(金)
17:30〜19:25
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
★[レイト]回はレイトショー割引
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
会員 ¥1,200 ¥1,000 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
前売り券を1,500円にて販売中
販売場所:劇場窓口(公開前日まで)、ネットショップ(11/4(火)まで)
前売り券特典:ポストカード
パンフレットをネットショップで販売中
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心優しい若き帰還兵の妻は、邪悪なゴーストなのか?そこに隠された意外な真実、100年以上も語り継がれる、究極の愛とは__。

あなたは「プラカノーンのメーナーク」というタイの昔話をご存じだろうか。日本における「四谷怪談」「牡丹灯籠」がそうであるように、タイ国民の誰もが知る有名な怪談である。チャクリー王朝初期のプラカノーンの村で非業の死を遂げた女性ナークが、戦場に赴いた夫への未練ゆえに悪霊となり、おぞましい災いをもたらしたという伝説。1999年に名匠ノンスィー・ニミブットがこの民話を映画化した『ナンナーク』は空前の大ヒットを記録し、アジアン・ホラー史上の記念碑的な作品となった。
そして2013年のタイで「プラカノーンのメーナーク」にあっと驚く大胆アレンジを施した新たな映画『PEEMAK』が公開され、若者たちを熱狂させる大旋風を巻き起こした。恐ろしくも切ない悲恋怪談であるオリジナルのテイストを受け継ぎつつも、意表を突いたスラップスティック・コメディのエッセンスを加味した本作は、あれよあれよという間に『アナと雪の女王』『アバター』の興収記録を超え、タイの歴代No.1メガヒット作となったのだ。かくして観客に究極のお化け屋敷体験を提供し、背筋も凍りつく笑いと涙が満載の新感覚エンターテイメントが、いよいよ日本に上陸する。

地獄のような戦場から奇跡的に生還した若者マークが、故郷の村で最愛の妻ナークとの再会を果たした。ところがマークと一緒に村にやってきた4人の戦友は、身重のナークが夫の出征中に命を絶え、幽霊になってこの地に留まっているという不気味な噂を耳にする。命の恩人であるマークを何とかナークから引き離したい4人は、あの手この手の救出作戦を試みるが、ナークの呪いに脅えて慌てふためくばかり。やがて悪夢のような大混乱のさなか、実はナークは生きていて、マークや4人組のひとりが幽霊なのではないかという疑惑が浮上。いったい本当の幽霊は誰なのか。そして、おかしなおかしな大騒動の果てに明らかになるマークとナーク二人の究極の愛に、思わず涙があふれ出てしまうだろう―。

本作の最もユニークなアイデアは、海より深い愛情で結ばれた主人公の夫婦マーク&ナークの波乱に満ちた運命を、マークの戦友である若者4人の視点で描いたことにある。ドゥー、エー、プアック、シンの4人は揃いも揃って筋金入りの臆病者で、幽霊疑惑が降りかかった美女ナークの妖しさムンムンのオーラにびびりっぱなし。ホラー映画には美しきヒロインの悲鳴が付きものだが、本作は腰抜け男子4人組が珍妙なリアクションを連発しながら、情けなくも愛すべき叫び声&呻き声を放ち、これでもかと観る者の笑いを呼び起こしていく。
さらに不吉なムードに包まれた川べりの村やカーニバルのお化け屋敷を舞台に、登場人物が本当の幽霊探しを繰り広げるハラハラ&ドキドキのストーリー展開からも目が離せない。「腰を屈めて両脚の間から覗き込むと、生者と幽霊を見分けることができる」というウソかマコトか不明の言い伝えに基づくエピソード、どこからともなく女性の青白い手や長い黒髪がヌーッと伸びてくる恐怖描写、パラノーマルな怪現象が炸裂するお寺でのクライマックスも、アトラクション感覚の面白コワさを徹底追求した映像世界を大いに盛り上げている。
タイで歴史的大ヒットを飛ばした本作のメガホンを執ったのは、ハリウッド映画『シャッター』の元ネタである『心霊写真』(04)で世界中を震え上がらせたバンジョン・ピサンタナクーン。海外映画祭での受賞歴も豊富な俊英監督が、ホラー、コメディ、ラブ・ストーリーの演出のツボを巧みに押さえ、緩急自在の洗練された語り口で観る者をぐいぐい引き込んでいく。またマークとナークのピュアな夫婦愛を見事に演じたのは、タイの国内外で活躍中の若手スター、マリオ・マウラーと、タイとベルギーのハーフでモデルとしても人気を博している新進女優ダビカ・ホーン。幾度となく心臓が縮み上がり、最後に涙を誘う本作は、エンドロールにも思わず頬が緩むお楽しみ映像が用意されているのでお見逃しなく!

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