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1982年、メキシコを襲った最悪の経済危機、アッパークラスの主婦たちの熾烈なマウンティング合戦の幕が上がる
【終了日:2020年8/28(金)】
【原題】Las ninas bien
【監督】アレハンドラ・マルケス・アベヤ
【キャスト】イルセ・サラス,カサンドラ・シアンゲロッティ,パウリーナ・ガイタン,ホアンナ・ムリージョ
2018年/メキシコ/100分/ミモザフィルムズ/DCP
8月08日(土)〜8月14日(金) |
10:55〜12:45 |
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8月15日(土)〜8月21日(金) |
17:50〜19:30 |
8月22日(土)〜8月28日(金) |
09:00〜10:45 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【『ROMA/ローマ』から10年後、メキシコを襲った経済危機があぶり出す美しい悪夢】
1982年、メキシコシティの高級地区ラスロマス。実業家の夫との間に3人の子供に恵まれたソフィアは、高級住宅街にある美しい豪邸で満ち足りた生活を送っていた。セレブ妻たちのコミュニティに女王のごとく君臨していた彼女は、証券会社の社長を夫に持つ、垢抜けない“新入り”アナ・パウラの出現が気に入らない。だが、歴史的なメキシコの経済危機※が到来し、富裕層を直撃。突如として、ソフィアの完璧な世界は崩壊し始める…。
裕福な夫の“妻”として生きる女たちのマウンティング合戦を通し、現代女性にとっての愛や結婚、さらにはアイデンティティを模索するスタイリッシュドラマ『グッド・ワイフ』。本作の舞台となるのは第91回アカデミー賞で外国語映画賞ほか3冠に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督作『ROMA/ローマ』から10年後のメキシコだ。
※メキシコの対外債務問題を発端とする経済危機。1982年に債務不履行が顕在化し、経済と国民生活に深刻な打撃を与えた。
【新進気鋭の女性監督と実力派女優のコラボレーション】
メキシコの新鋭の女性監督アレハンドラ・マルケス・アベヤの長編2作目となる本作は、メキシコを代表する女性作家グアダルーペ・ロアエサによる社会風刺の効いた小説「Las Niñas Bien」が原案となる。スノッブで威圧感のある美しい“女王”ソフィアを演じた主演のイルセ・サラスはメキシコの実力派女優であり、シャネルのイメージキャラクターも務めるファッションアイコンだ。メキシコ映画界の才能が集結した本作は、2018年のトロント国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、多くの国際映画祭で絶賛され、2019年メキシコ・アカデミー賞では13部門にノミネート、主演女優賞、衣装デザイン賞、メイクアップ賞、音楽賞の4部門を受賞し話題をさらった。
【華麗なる80年代ファッションとライフスタイル】
スクリーンを彩る80年代初頭のゴージャスなファッションやライフスタイル、カルチャーも本作の見どころのひとつ。ソフィアたちアッパークラスの妻たちの最大の武器“マウンティング”に欠かすことのできない要素でもある。
洗練されたヘアスタイル、勝負服の肩パッド入りドレスから、当時大流行したスポーツブランドFILAのテニスウェアまで、女たちが身にまとう当時最先端のスタイルやドレスの数々は、彼女たちの自己顕示欲のぶつかり合いを鮮やかに映し出す。富を拠り所としていた女性が、財産を失った時、その先には何が待っているのか? アベヤ監督が、完璧なセレブ主婦ソフィアの答えのでない内的葛藤をラグジュアリーなキャンバスの上で巧みに描き出して見せた。
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