終わりに背を向け永遠を求めてしまう「はだかのゆめ」 嘘が真で闊歩する現世を憂うノロマなノロは 近づく母の死を受け入れられずに死者のように徘徊している【終映日:2023年2月10日(金)】
【監督】甫木元空
【キャスト】青木柚,唯野未歩子,前野健太,甫木元尊英
2022年/日本/59分/boid=VOICE OF GHOST/DCP
1月28日(土) |
15:15〜16:20 |
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1月29日(日)〜2月03日(金) |
16:30〜17:35 |
2月04日(土)〜2月10日(金) |
19:50〜20:50 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
<いつか夢にくらい少しは顔をだしてくれたら…
息子を思う母、母を思う息子、そして祖父
お互いの距離を測り直していく、親子3代にわたる物語>
四国山脈に囲まれた高知県、四万十川のほとりに暮らす一家の人々。祖父の住む家で余命を送る決意をした母、それに寄り添う息子ノロ。嘘が真で闊歩する現世を憂うノロマなノロは、近づく母の死を受け入れられず徘徊している――。土地に刻まれた時間の痕跡と、幽かな生と確かな死。これは若くして両親を亡くし、高知県で祖父と暮らす監督自身の現在を半ば投影した、親子3代にわたる時間と、その時間の境界線を飛び越えた触れ合いの、そしてそれでも触れることのできない残酷な距離の物語である。
<青山真治監督に見出された才能
映画監督でミュージシャンでもある甫木元空の最新作>
監督は、『EUREKA ユリイカ』のプロデューサー・仙頭武則と監督・青山真治によってプロデュースされた『はるねこ』(16)で長編映画デビューした甫木元空。甫木元は『はるねこ』の生演奏上映をきっかけに結成したバンド「ビアリストックス」としても活動しており、本作の音楽も手がけている。主演に昨年公開の映画『うみべの女の子』やNHKドラマ『きれいのくに』、NHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』など話題作への出演が相次ぐ青木柚。さらに、俳優のみならず監督、小説家でもある唯野未歩子、シンガーソングライターで俳優としても活躍している前野健太が出演。前作に続き、仙頭がプロデュースし、これからの日本映画を背負う若きスタッフたちに混じって、青山組の音響担当として『EUREKA ユリイカ』以降のほぼすべての作品を手がけてきた菊池信之が参加。死者と生者が同居する世界の音をわれわれの世界に届けてくれる。
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