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大きく変わってしまった日常。
孤独や不安を抱えながらも、
ひとすじの光を求めて生きる4人の女たちを一人の女優・菜葉菜が演じる。
【終映日:2023年2月3日(金)】
【監督】中村真夕
【キャスト】菜葉菜,占部房子,草野康太,好井まさお,浅田美代子,上村侑
2022年/日本/69分/ティー・アーティスト/DCP
1月28日(土)〜2月03日(金) |
17:30〜18:50 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
人生の選択について見つめ直す 40 代の主婦、
リモートワークの孤独をフードデリバリーで癒そうとする30代の独身 OL、
女優を目指していたが、行き先を見失った 20 代の風俗嬢。
盲目になり、見えていた頃の記憶をたどる 40 代の実家暮らしの女。
コロナ禍を生きる世代も生き方もちがう女たちの孤独と希望を、一人の女優・菜 葉 菜が演じる。
2020年に短編映画として発表した『4人のあいだで』が大阪アジアン映画祭で Japan Cuts Award を受賞し、数々の国内外の映画祭で話題になり、それをきっかけに短編映画四編からなるオムニバス映画として誕生した本作。
キャストには、廣木隆一監督の『夕方のおともだち』、甲斐さやか監督の『赤い雪』など立て続けに 話題作に主演している菜葉菜のほか、それぞれの物語にて 浅田美代子、占部房子(ベルリン映画祭 銀熊賞受賞作『偶然と想像』)、草野康太(『モルエラニの霧の中』)、好井まさお(Netflix ドラマ 『火花』)、上村侑(『許された子どもたち』第75回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞) など、実力派俳優たちが共演している。監督はドラマとドキュメンタリーの境界を越えて常に斬新な作品を世に送り出し、国内外の映画祭で 高い評価を受けている中村真夕監督。最新作『親密な他人』では、コロナ禍を生きる孤独なシングルマザーの女性とオレオレ詐欺に手を染める青年との不思議な関係を描いた心理サスペンス映画で注目 を集め、第34回東京国際映画祭 “Nippon Cinema Now”部門正式招待作品として 21年11月にワールドプレミア上映され、全国公開された。また撮影監督はドキュメンタリー撮影の名手として知られ『実録・連合赤軍』(08)をはじめとする故・若松孝二監督作品や大森立嗣監督の『MOTHER マザー』(20)などの劇映画で俳優たちのリアルな感情を映し出してきた辻智彦。世界的なパンデミックを背景に、孤独、人と人とのつながりを描いた人間ドラマが誕生した。
【STORY】
第一話
「4人のあいだで」
20年ぶりに連絡を取り合った大学時代の同級生で、元演劇サークルの 40 代の男女。専業主婦となり、コロナ禍で自宅に入り浸っている夫と息子を持て余しているナナエ(菜葉菜)。事務職をしながらパートナーと暮らすフサエ(占部房子)。貧しいながらも役者を続けている男・コウジ(草野康太)。 彼らの人生に影を落とす不在の女優・サヨコ。不在の女性の存在が、見えないコロナのように広がり、3人の中に秘められた思いを呼び覚ます。
第二話
「ワタシを見ている誰か」
フードデリバリーのバイトをしている写真家のカズヤ(好井まさお)。ある晩、マンションに食事の配達に行くと、リモートワーク中の 30代後半の OL・メイ(菜葉菜)が出てくる。自分は食べられないから、カズヤに注文した食事を食べてくれと泣きながら言うメイ。仕方なく玄関先で食べるカズヤ。何度かそのような注文が繰り返され、ある晩、カズヤはメイのマンションの部屋に招かれる‥。コロナ禍という状況だからこそ出会った二人の男女の物語。
第三話
「ゴーストさん」
20 代後半の風俗嬢のサチ(菜葉菜)。毎晩、帰宅する帰り道のバス停にいる 60 代のホームレスの女性・ カヨコ(浅田美代子)を、密かに「ゴーストさん」と呼んでいる。ある晩、ふとしたきっかけからカヨコと話すことになるサチ。かつて同じ夢を持っていた二人の女たちは、お互いの中に一時の救いを見出す。しかしそれは無残に打ち砕かれる。実話を元に、コロナ禍で経済的にも精神的にも追い詰められた女たちの姿を描く。
第四話
「だましてください、やさしいことばで」
40 代前半の盲目の女性・トモコ(菜葉菜)。足の悪い母と暮らす彼女の元に、弟の同僚だという青年・タケオ(上村侑)が現れる。弟が急に体調が悪くなり、入院することになったから、トモコにお金を工面してくれと訪ねてくるタケオ。金を騙し取ろうとしたタケオは、トモコから思いがけない贈り物をもらう事になる‥。
(C)T-artist
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