二人は家の中で迷子になる。『ある惑星の散文』深田隆之監督の最新作!
【終映日:2023年6月16日(金)】
【監督】深田隆之
【キャスト】吉見茉莉奈,笠島智
2022年/日本/44分/夢何生/DCP
6月10日(土)〜6月16日(金) |
17:35〜18:30 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
本年6月に深田隆之監督初の劇場公開作『ある惑星の散文』が上映され、大きな話題を呼んだ。
そして早くも最新作『ナナメのろうか』が公開決定! 姉妹関係の変化を描く珠玉の44分。
前作『ある惑星の散文』は作家性や芸術性の高さが評価される映画祭での上映が相次いだ。フランスのベルフォール国際映画祭やアメリカポートランド美術館で上映され、その豊かな映画表現とロケーションから着想を得たユニークな映画作りは観客の注目を集めた。最新作では44分という短い上映時間の中に2つの側面を持つ映画を見事に生み出した。オルタナティブな映画表現を追求する深田隆之が最新作でもユニークな映像世界を紡ぎ出す。
【STORY】
-それぞれの"いま"を生きる姉妹。子どもの頃にはもう戻れない。 -
改装される予定の祖母の家に来た姉妹、聡美と郁美。妹の郁美は妊娠し、シングルマザーになる決意をしていた。2人は家に残された物を片付け始めるが、昔遊んだおもちゃ箱を見つけ、こどもの頃のように遊び始める。しかし、お腹の子どもをめぐってお互いの溝が露わになり、2人は家の中ですれ違い、会えなくなってしまう。嵐の夜の中、姉妹は暗闇の中でお互いを呼び合うのだった。
☆短編『one morning』『わたし/あいだ/わたし』あり
『one morning』 (2013/7min/カラー)
・作品説明
結婚間近の若い2人は、妻の両親のところへ挨拶しに行こうとしていた。しかし男はあまり気乗りしない様子でベッドに寝そべったまま。結婚前の不安に駆られた彼女が起こす行動は、2人にささやかな変化をもたらすのだが…。
出演:パク・ソンヒ、ジントク
撮影:古澤淳、録音:渡部雅人、島田雄史、助監督:田中浩美、衣装:小林和貴
『わたし/あいだ/わたし』 (2021/8min/カラー、モノクロ)
・作品説明
2019〜2020年にかけて制作された本作は、監督本人の祖母の家で撮影された。監督自身が小さい頃に聞いた戦争の話、家についての個人的な思い出と、三世代の女性たちにまつわるフィクションが行き来する。祖母の家への郷愁を軸としながら、母・娘という循環的な関係が交錯していく構造となっている。
出演:中川ゆかり
撮影・編集・脚本:深田隆之、音楽:本田真之、英語字幕:上條葉月
製作:√CINEMA
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