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V・モーテンセン主演・ノーベル文学賞アルベール・カミュの知られざる真意。文学に託された光が時を超えて蘇る
【原題】Loin des hommes
【監督】ダビド・オールホッフェン
【キャスト】ビゴ・モーテンセン,レダ・カティブ
2014年/フランス /101分/レスペ,スプリングハズカム /DCP上映
9月05日(土)〜9月11日(金) |
09:50〜11:35 |
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9月12日(土)〜9月18日(金) |
11:25〜13:05 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
【世界に正義という答えはあるのか――、
人生観を揺るがす感動の物語】
1954年フランスからの独立運動が高まるアルジェリア。元軍人の教師・ダリュのもとに、殺人の容疑をかけられたアラブ人のモハメドが連行されてくる。裁判にかけるため、山を越えた町にモハメドを送り届けるよう憲兵に命じられ、ダリュはやむを得ずモハメドを連れて町へ向かう。復讐のためモハメドの命を狙う者たちの襲撃、反乱軍の争いに巻き込まれ、共に危険を乗り越える内に、二人の間には友情が芽生え始めるが……。
【アルジェリア戦争によって沈黙を余儀なくされた
ノーベル文学賞作家カミュ。その心が今、紐解かれる】
『アルジェの戦い』『異邦人』『最初の人間』、フランスとアルジェリアを巡る名作映画を超える傑作が、フランス人監督の手によりついに誕生した。
原作は「異邦人」「反抗的人間」で知られるノーベル文学賞作家、アルベール・カミュの短編集『転落・追放と王国』の一編。日本でも累計40万部を超えるベストセラーである。貧しいフランス人入植者の父を持ちアルジェリアで生まれ育ったカミュは、ふたつの国の共存を望んでいた。作家として成功を収めていたカミュだったが、アルジェリアの独立を巡り激化する戦いに胸を痛めていた。あるとき市民に停戦を呼びかけるが、裏切り者と罵られ、不毛に終わる。以来、口を閉ざしてしまったカミュ。その直後に発表された本作には、そんなカミュの知られざる真意が込められているのだ。
【ベネチア国際映画祭を沸かせたヴィゴ・モーテンセンの真骨頂】
カミュの葛藤が投影された主人公ダリュを演じるのは、『イースタン・プロミス』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派俳優ヴィゴ・モーテンセン。多言語を身に着け、ハリウッド大作から、カナダのデヴィッド・クローネンバーグ、スペイン、オーストラリア、ブラジル人監督等と組み、無国籍の俳優人生を歩んでいる。
アラブ人のモハメドを演じたのは、アルジェリア系移民の父を持つレダ・カテブ。自身のアイデンティティーを背景に、不条理な人間社会に絶望し人生の傍観者となった男が、死の淵で出会った男との道程を通して変わっていく複雑な心情を繊細に演じきった。
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