あなたしか思い出せなかった…『乃梨子の場合』坂本礼監督最新作!
【終了日:7/29(金)※1週限定上映】
【監督】坂本礼
【キャスト】佐野和宏,伊藤清美,和田華子,西山真来,小林節彦
2015年/日本/71分/インターフィルム
/ブルーレイ上映
7月23日(土)〜7月29日(金) |
18:10〜19:30 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
福島で40年間、社会と断絶された男と、震災により東京の息子夫婦のもとに身を寄せている女。二人が迎える奇跡の夜が、あたたかな感動を呼ぶ、大人の官能ラブ・ロマン。
今もなお、深い傷が残る福島_未曾有の惨事と原発の問題を描く良質の映画やドキュメンタリーが数多く制作され、数多くの問題を提起してきた。しかし、そんな福島を舞台にした作品群の中で、本作は異色中の異色の存在と言える。惨事を記録する、原発の恐ろしさを訴えるという本来ならば正統的なテーマを意識することなく、ただ初老の男が初体験をした相手に40年ぶりに会いに行く姿を描く。悲劇が日常となった世界で、人が生きる根源を全く違った方向から見つめる内容、しかも官能的な描写と愛らしいラブ・ストーリーは、福島が数多く描かれる今の時代では、ある意味不謹慎なのかもしれない。が、そこには監督や脚本家等、作り手の想いが深く刻み込まれている。
監督は前作『乃梨子の場合』が高い評価を得た坂本礼。主演は『バット・オンリー・ラヴ』で監督としても復帰が話題の佐野和宏。3人のヒロインには、その可憐さで数多くのインディー映画やピンク映画を長年支えてきた伊藤清美、『乃梨子の場合』では主演を務めた西村真来、新鋭・和田華子が出演。脚本には中野太『さよなら歌舞伎町』(荒井晴彦氏と共作)。
【物語】
永野(佐野和宏)は心の病で40年間、精神病院に入院していた。ところが、3.11東日本大震災の避難中、彼がとっくに完治していることがわかり、皮肉にも震災がきっかけで、ようやく外の世界に戻ることができた。10代から50代を病院で過ごした永野は完全な浦島太郎状態だったが、心は、遠い昔、初めて経験をしたあの人に会いたいという想いでいっぱいだった・・・
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