名匠ホン・サンス × キム・ミニが紡ぐ、男と女の可笑しみ。そこはかとなく漂うユーモアが理不尽な世の中を突き破る。
【原題】The Day After
【監督】ホン・サンス
【キャスト】クォン・ヘヒョ,キム・ミニ,キム・セビョク,チョ・ユニ,キ・ジュボン
2017年/韓国/91分/クレストインターナショナル/DCP
11月10日(土) |
13:00〜14:35 |
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11月12日(月) |
13:00〜14:35 |
11月14日(水) |
13:00〜14:35 |
11月16日(金) |
13:00〜14:35 |
11月18日(日) |
11:15〜12:50 |
11月22日(木) |
09:15〜10:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【今、新たなステージに突入した映画監督と女優の幸せなコラボレーションから生まれた、
人間ドラマの最高傑作】
ロベルト・ロッセリーニとイングリッド・バーグマン、ジャン=リュック・ゴダールとアンナ・カリーナ、小津安二郎と原節子……語り継がれる映画監督と女優の名コンビは、数々の名作を世に残してきた。そして第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『それから』は、その系譜に連なる作品として熱い注目を浴び、惜しみない拍手が送られた。公式記者会見で主演女優キム・ミニに、「僕にたくさんのインスピレーションをくれる人」と愛情をこめた最高の賛辞を贈った名匠ホン・サンス監督。vvホン・サンスが描き続けてきた男と女の可笑しみは、本作では圧倒されるほどの美しいモノクロームの世界で更に冴え渡る。ヨーロッパが絶賛してきた恋愛映画の名手は、新たなミューズと共にまた一つ名作を世に送りだした。
【何のために生きるのか?
そこはかとなく漂う醒めたユーモアが、ままならぬ人生を希望に変える。】
妻に浮気を疑われているボンワン社長の出版社に勤めることになったアルムは、出勤初日に妻から不倫相手だと勘違いされ、大迷惑。さらに元社員の愛人もひょっこり戻り、思わぬ騒動に巻き込まれるが――。キム・ミニ演じるアルムは、理不尽なとばっちりを受けても、醒めた視点を持ち、動じない。家に帰りたくないある男の生活を観察したことから生まれた本作には、どこか生きづらい世の中にこそ必要とされる、そこはかとないユーモアが漂う。ホン・サンスは、最後に登場する夏目漱石の本「それから」を、映画の原題に与えた。騒動のそれからが語られるラストでは、ままならぬ人生にも清々しい一瞬があることを見せてくれる。
【Story】
アルム(キム・ミニ)は、著名な評論家でもあるボンワン(クォン・ヘヒョ)が社長をつとめる小さな出版社“図書出版 カン”に勤めることになった。
ボンワンは、毎朝4時半に起きて出勤し夜遅くまで帰らないことで、妻に浮気を疑われている。アルム初出勤の日、事務所に踏み込んできた女に、アルムはいきなり殴られた。浮気の証拠を見つけたボンワンの妻(チョ・ユニ)が、アルムを夫の愛人だと勘違いしたのだ。追い詰められたボンワンは、不倫の相手は外国に行ってしまい、居場所は知らないと答える。
夜、ボンワンはアルムをお詫び代わりに食事に連れて行く。アルムは仕事を辞めると告げるが引き止められる。ところがそこに、アルムの前任者でボンワンの浮気相手であるチャンスク(キム・セビョク)が前触れもなく姿を現す。そして、舌の根も乾かぬうちに、二人から出版社を辞めて欲しいと頼まれるアルム。あまりの理不尽さに憤るが、アルムは数冊の本をもらい出版社を後にする。
それから……。ボンワンの評論が有名な賞を受賞した。アルムがお祝いを伝えるために、“図書出版 カン”を訪れると――。
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