公式サイト: http://nurse-movie.jp
出会いと別れが交錯する命の現場で紡がれる「わたしたち」の物語―【終了日:12/16(金)※1週限定上映】
【監督】足立内仁章
【キャスト】桐島ココ,大和田健介,佐伯日菜子,木村知幸,愛華みれ
2015年/日本/116分/スタジオレヴォ/DCP
12月10日(土)〜12月16日(金) |
12:40〜14:40 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
©2015「スクール・オブ・ナーシング」製作委員会
少子高齢化が進み、2014年に新成人となる若者の数が過去最低を記録。なかでも、医師不足、看護師不足は深刻化し、看護や介護を取り巻く環境は大きく変化している。そんな現代社会を背景に、自らの意志で看護の道を選んだ若者たちが、葛藤しながらも命と対峙していく姿を描いたのが、本作『スクール・オブ・ナーシング』だ。
熊本県・人吉市の看護師養成機関に通う、学生の木津川あかねとその仲間たちは、学内演習を経て、一人の患者を受け持って看護の方法を学ぶ病院での実習に取り組むことに。不安でいっぱいの彼らを待ち受けていたのは、担当患者の病状の深刻さや、その家族背景といった、学校の教科書では学べない “現実”だった—。果たしてあかねたちは、壁を乗り越えることができるのか?
“看護”という専門性の高い仕事を取り上げながら、本作に込められているのは“目標を持つことの尊さ”、そして“誰かに必要とされることへの感動、喜び”といった、誰もが心動かされる普遍的なメッセージ。そして、看護師養成機関には、高校からストレートで入学した者もいれば、社会人経験者もおり、そんな多様な背景を抱えた若者たちの青春群像劇としての側面も、本作の魅力のひとつだ。
あかね役に抜擢されたのは、期待の新星、桐島ココ。そのフレッシュな演技で、初々しい看護師のたまごを等身大で体現。本作は、あかねの成長物語でありながら、女優・桐島ココの誕生ドキュメントであると言っても過言ではないだろう。そんな新人女優の誕生を、円熟味ある演技で支えているのは、ベテラン、榎木孝明。患者でありながら時に父親のような包容力であかねと接する患者、古村明役で存在感を発揮している。そのほか、佐伯日菜子、愛華みれ、吹石一恵(友情出演)ら実力派たちが脇をかためる。メガホンをとったのは、数々の作品に助監督として携わり、本作が監督デビューとなる足立内仁章。熊本、鹿児島でオールロケを敢行し、人吉や天草・御所浦ほか美しい風景が物語を彩る。
患者ひとりひとりの“命”、そして“心”と向き合う看護のかたち—。看護教育現場への長期にわたる取材に裏付けされた圧倒的リアリティと、ヒューマンドラマが融合した珠玉の感動作がここに誕生した。
【STORY】
幼い頃、母親を亡くした木津川あかねは、母が入院していた病院で、別れや誕生など様々な人生が交錯する光景を目の当たりにする。それから15年後。看護師を目指し、熊本県人吉市の看護師養成機関に通うあかねは、性別も年齢も境遇も異なる仲間たちと、学内演習に励んでいた。
“地球防衛軍”になることを夢見るも、人助け繋がりで看護の道に進路変更し、大学を中退した丹羽幸助。妊娠中に夫に浮気され、シングルマザーとしてひとり息子を育てる寺田玲子。30を過ぎて突然のリストラに遭った元居酒屋店員の栗原俊夫。そんな様々な事情を抱える周囲の人間たちと同様に、あかねもまた、父親に新しくできた恋人に対し、複雑な思いを抱えていた。
日々の演習で、採血技法に始まり、聴診の技術練習、妊婦体験、排泄ケアなど、看護実践の基礎を学んでいくあかねたち。レポート提出にも追われ、睡眠不足に陥りながらも互いに励まし合いながら、来たる実習に向けて奮闘していた_
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