フランスを代表する写真家とその妻が監督した、人生の旅路を描いた傑作ドキュメンタリー!
【終了日:11/3(金)】
【原題】Journal de France
【監督】レイモン・ドゥパルドン,クローディーヌ・ヌーガレ
【キャスト】レイモン・ドゥパルドン,クローディーヌ・ヌーガレ,アラン・ドロン,ジャン=リュック・ゴダール,エリック・ロメール
2012年/フランス/100分/アンプラグド/DCP
10月21日(土)〜10月27日(金) |
15:10〜17:00 |
---|---|
10月28日(土)〜11月03日(金) |
09:30〜11:10 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【フランスを代表する写真家の“ガイドブックには決して載らない”世界旅行記】
フランスを代表する写真家のレイモン・ドゥパルドン(1942-)。写真家としてマグナム・フォトに所属。20世紀のあらゆる変革が起きた現場には、必ず彼がいると言っていいほど、世界中を飛び回って取材を続けてきた。また、フランス国内でも、大統領選挙や裁判所・精神病院・警察といった国家機関の内部を、市民の目線から描くドキュメンタリーを監督。カンヌ映画祭をはじめ国内外で高い評価を得ている。近年は、フランスの伝統的な農業を続ける家族を追った作品など、決して「ガイドブックには載らない」風景ばかりを40年以上に渡って撮影した作品を発表。フランスの真実の美を追い求め、今日も彼は愛車のワゴンに機材を詰め込み、フランス中を走り回って写真を撮っている。
【“旅とは「人生」と「愛」を発見させてくれるもの”】
本作の共同監督を務めたのは、妻であり自身の映像作品の製作・録音を担当してきたクローディーヌ・ヌーガレ。「倉庫に眠る膨大なアウトテイクをつないで、一本の映画にしたい」というドゥパルドンの夢を叶えるべく奔走。ドゥパルドンの人生のハイライト集であると同時に、「旅」を通じて、自分自身と愛すべきものを発見するという、普遍的な「人生の旅」を描いた作品として完成させた。観れば、きっとあなたも新たな旅に出たくなるドキュメンタリーだ。
【今秋、日本初の個展、回顧上映が開催予定!ドゥパルドン本人も来日!】
本作は2012年のカンヌ映画祭で公開、同年の東京国際映画祭でも上映され、長らく公開が待たれていたが、今年9月、シャネル・ネクサス・ホールで日本初の個展の開催に併せて公開が決定。個展のテーマも「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」と、1964年の東京オリンピックから現在までの東京がテーマとなり、ドゥパルドン本人も来日予定だ。2017年秋は、まだ日本国内ではあまり知られていないドゥパルドンの魅力を堪能できる「ドゥパルドン・イヤー」となるだろう。
【STORY】
フランス、ヌヴェール。昔かたぎの写真店にあるようなビューカメラと呼ばれる大型のカメラをかついで撮影している年配の男性がいる。「露出が1秒だから、車や歩行者は困るんだ」「いいぞ。その人が通ったら…よし」とシャッターを切る。狙っているのは人物ではなく、50年代の趣を残す鄙びたタバコ屋や食料品店、カフェや家など。いずれも、ごく普通の人々が生活を共にするものばかりだ。
そんな男性の映像を撮影している女性がいる。妻のクローディーヌ・ヌーガレである。「彼の夢は、世界中を旅したフィルムのかけらで、一本の映画を作ること」。どうやら、この男性こそがフランスを代表する写真家であり映画監督のレイモン・ドゥパルドンで、彼女は、夫が過去に世界中を旅して残して来た膨大なフィルムを整理して、一本の映画に編集し、その足跡を辿る作品を作っているようだ。
世界中の紛争地帯、独裁政権、傭兵たち…「カメラで見て・聞く」手法で記録していくドゥパルドンは、やがてジャーナリストとして取材の対象と題材の幅を広げていく。
そして今日、その眼差しとファインダーに写すものとは…。
月例イベント
ブログ