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聴こえる[わたし]が見つめる、聴こえない両親の世界。表情ゆたかな手話が交差する、静かだけれどにぎやかな家族のものがたり。
【終了日:9/8(金)】
【原題】Glittering Hands
【監督】イギル・ボラ
【キャスト】イ・サングク,キル・ギュンヒ,イ・グァンヒ,イギル・ボラ
2014年/韓国/80分/ノンデライコ/ブルーレイ上映
8月26日(土)〜9月01日(金) |
15:40〜17:00 |
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9月02日(土)〜9月08日(金) |
20:05〜21:25 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,700 | ¥1,400 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,400 | ¥1,100 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,400 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
【聴こえる[わたし]が見つめる、聴こえない両親の世界 表情ゆたかな手話が交差する、静かだけれどにぎやかな家族のものがたり】
サッカー選手を目指した青年が、ある日教会で出会った美人の娘にひとめぼれ。青年と娘はやがて夫婦になり、ふたりの子どもを授かりました。つつましく暮らすどこにでもある家族ですが、他とちょっと違うのは、夫婦は耳が聴こえず、その子どもたちは聴こえるということ。
泣き声が聴こえず、片時も目をはなせない育児は大変な苦労でした。子どもたちには、幼いころから手話通訳をさせたり、理不尽な差別に悩ませてしまいましたが、夫婦は子どもたちを明るく愛情いっぱいに育てました。早く大人になろうとした自立心あふれる姉と弟のきょうだいは、20代になり、親から離れる時期を迎えています。外の世界を知ることで、音のない世界と音であふれる世界のはざまにいる自分たちを徐々に受け入れてきました。耳の聴こえない両親への心配は絶えませんが、自分の将来について、それどころではありません。
聴こえない人たちは、ときに手をたたく代わりに手のひらを高くあげてひらひらときらめかせます。それは、もうひとつの世界へといざなう音のない拍手なのです。
【韓国の若き女性監督が見つめる、音のない家族のかたち やわらかな視線でつむぎだす、両親へのプレゼントのようなドキュメンタリー】
耳の聴こえない父母の日常を、娘の目線からつつましく切り取ったこの作品は、2015年に韓国国内でロードショー公開され、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015「アジア千波万波」部門で特別賞を受賞するなど、多くの観客にあたたかい感動とともに迎えられました。
監督のイギル・ボラは、韓国国立芸術大学でドキュメンタリーをまなんだ27歳の才媛で、本作が劇場公開デビュー作。繊細な語り口で自身の家族を見つめる視線はやわらかく、「コーダ」(CODA:Chirdren of Deaf Adults)としての葛藤も交えながら、聴こえない人たちの日常をこれまでにない親密な距離でつむいでゆきます。この映画は、大人になった娘が、両親から受け取ったたくさんのものへ、まるでプレゼントを返すように撮られたドキュメンタリーです。
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