野坂昭如の「戦争童話集」が、黒田征太郎の絵とともに映像化。
8月12日(土)〜8月18日(金) |
11:20〜 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
プログラム ① (64分)
▶「小さい潜水艦に恋をしたでかすぎるクジラの話」
日本海軍の潜水艦を自分の仲間だと思いこんで恋をしてしまった一頭のクジラが、その恋人を守るためにくりひろげる美しくも哀しいラブ・ストーリー。人間を疑うことを知らないクジラの、一途な思いが、胸を打ちます。(ナレーション:大塚寧々)
▶「凧になったお母さん」
戦火の中を逃げまどう、カッちゃんとお母さん。燃え上がる火の中で、お母さんはカッちゃんのために、必死に子守歌を歌います。「どうせ死ぬのなら、苦しみ少なく」と歌います。カッちゃんはいま、どこにいるのでしょう。(ナレーション:中山千夏)
▶「年老いた雌狼と女の子の話 」
年老いた狼が死場所を求めてさまよい歩いている時、病気で捨てられてしまったキクちゃんという女の子に出会います。キクちゃんと会ったことで再び生きる勇気を取り戻した狼と、一人ぼっちのキクちゃんの運命は?(ナレーション:宮沢りえ)
プログラム ② (72分)
▶「青いオウムと痩せた男の子の話」
小さな防空壕の中にオウムと男の子が住んでいました。戦死したお父さんが南の国からおみやげに買ってきてくれたオウムは、爆撃のショックで言葉を忘れた男の子にダイジョウブ?と語りかけ男の子を励ましつづけます。(ナレーション:薬師丸ひろ子)
▶「干からびた像と象使いの話」
戦争になり、動物園の動物たちが処分されることになりました。人間が食えないのに、動物にやる食料などないというのです。像を殺せと命令を受けた象使いのおじさんは像を連れて動物園を逃げ出し、スリリングな旅に出ます。(ナレーション:藤村志保)
▶「赤とんぼと、あぶら虫」
赤とんぼと呼ばれる小さな飛行機に乗って、敵機に飛行機もろとも突っこんでく特攻隊。しかし、突っこみそこなって帰るところもなく、南の島に不時着した少年飛行士は、一匹のあぶら虫と友達になり、命の尊さを知ります。(ナレーション:寺尾 聰)
プログラム ③ (70分)
▶「八月の風船 」
日本軍の秘密兵器“ふ号兵器”。大きな風船に爆弾を仕掛け、ジェット気流にのせてアメリカ本土を直接攻撃する実際にあったお話です。紙とコンニャク糊で作られた風船爆弾は、はたしてどこまで飛んで行ったでしょう。(ナレーション:小林 薫)
▶「捕虜と女の子」
日本軍に捕らえられた捕虜のスティーブは、焼け落ちた収容所から逃げ出し、人気のない横穴壕で小さな女の子に出会います。言葉を超えて、本当の兄妹のように仲良くなったスティーブと女の子を待ち受ける運命の皮肉!(ナレーション:桃井かおり)
▶「ソルジャーズ・ファミリー」
食料のない南の島に取り残された兵士たちを飢えがおそいます。三百人いたのが、いまでは五人に。一番若くて元気だった兵士も、やがて龍宮城へ、冒険ダン吉の国へ、日本へと、夢の世界をさまよいはじめました。(ナレーション:黒柳徹子)
プログラム ④ (79分)
▶「馬と兵士」
馬が大好きな若い兵士は、爆弾で傷ついた馬と一緒に兵営を逃げ出します。不名誉な脱走兵となった兵士は、でも馬と一緒に死ねるならいいや、何よりも死ぬ前に自由になれたんだからしあわせじゃないか、と思うのでした。(ナレーション:藤 竜也)
▶「ぼくの防空壕」
お父さんが戦地に出かける前に一生懸命掘って作ってくれた防空壕。そこに入れば、少年のそばにはいつだって戦死したお父さんが寄り添って励ましてくれます。大好きな僕の防空壕、空襲だってちっとも怖くありません。(ナレーション:吉岡秀隆)
▶「焼跡の、お菓子の木」
な~にもない焼跡で子供たちが見つけた一本の、いい匂いのする不思議な木。葉を一枚食べてみると「うわっ、おいしいっ。」空襲で死んだママの熱い思いが育てたお菓子の木。大人たちは誰もこの木に気がつきません。(ナレーション:野坂昭如、愛 燿子)
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