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迷えるオトコとオンナ—昨日に咲いた花。愛と笑いと勇気でタブーの扉を開ける!
【終了日:12/22(金)】
【原題】Die Blumen von Gestern
【監督】クリス・クラウス
【キャスト】ラース・アイディンガー,アデル・エネル,ヤン・ヨーゼフ・リーファース,ハンナー・ヘルツシュプルンク
2016年/ドイツ,オーストリア/123分/キノフィルムズ/DCP
12月09日(土)〜12月15日(金) |
09:10〜11:20 |
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12月16日(土)〜12月22日(金) |
17:25〜19:30 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【愛と笑いと勇気でタブーの扉を開ける!】
時は、現代。ナチスの戦犯を祖父に持ち、家族の罪と向き合うためにホロコーストの研究に人生を捧げるトト。そして、ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持ち、親族の無念を晴らすために、やはりホロコーストの研究に青春を捧げる若きインターンのザジ。スタート地点は真逆だが、同じ目標のためにアウシュヴィッツ会議を企画することになった二人。しかし、この出会いは、偶然ではなかった──。オープニングから畳みかけるようなユーモアと毒舌の連続に、こんなシリアスなテーマで笑っていいのかと不安を覚えた私たちは、“ドイツ、ウィーン、ラトビア”へと過去を追いかける二人の旅に同行しながら気付いていく。すべての人間に、どんな傷でも癒せる、素晴らしい力があることに。困難な日々の中にも必ず美しい花のような瞬間があり、昨日咲いた花(ブルーム・オブ・イエスタディ)が、今日、そして明日を輝かせてくれる。破天荒な展開のその先に、前を向く勇気をくれる物語が誕生した。
【過去を嘆くだけの時代に終止符を打つ、
未来を生きる世代のために──監督自身のルーツから創作した風変わりな愛の物語】
監督はスマッシュヒットした『4分間のピアニスト』のクリス・クラウス。主人公と同じように、家族にダークな過去があると知り、大変なショックを受けて、自らホロコーストの調査を重ねた。その際に、加害者と被害者の孫世代が、歴史をジョークにしながら楽しそうにしている姿に触れ、本作のアイデアが浮かんだという。
当然ながら、彼らが親族の経歴を忘れたわけでも、そこから受けた心の痛みが消えたわけでもない。それでも、過去に囚われずに、希望と共に未来を生きようとする世代のために、新しいアプローチの映画を作ることを決意した監督。ナチス映画の歴史が変わるに違いない、エポック・メイキングな作品を完成させた。
【フランスで最注目の若手女優とドイツの実力派俳優が共演】
ホロコースト研究所に勤めるトト(ラース・アイディンガー)は、ナチス親衛隊の大佐だった祖父を持ち、一族の罪に真剣に向き合うあまり心はいつも不安定。さらに、2年もかけて企画した“アウシュヴィッツ会議”のリーダーから、外されてしまう。最悪の精神状態で、フランスから来るインターンのザジ(アデル・エネル)を迎えに行く。到着した彼女は、トトの下で研修できることに感激したのも束の間、迎えの車がベンツだと知ると、激しく怒り出す。ユダヤ人の祖母が、ベンツのガス・トラックでナチスに殺されたというのだ。トトは猫の目のようにコロコロと気分が変わるザジに唖然とし、ホロコーストの被害者の孫なのに、何かと歴史を茶化す、ザジの破天荒なユーモアにも我慢ならなかった。
ある日、会議を欠席すると言いだしたホロコーストの生還者で女優のルビンシュタインを説得する役目を担った二人。トトはここでも「あの悲劇を分かってない」とお門違いの暴言を吐き、女優を怒らせてしまった。帰り道ヤケになってネオナチの屈強な男たちにケンカを売り、返り討ちにされたところをザジに助けられるトト。ザジの寝室で手当てを受けていたトトは、目を疑う“ある物”を見つける──。
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