公式サイト: https://www.isefilm.com
ベッドの上で歌が生まれる。遠藤滋と介助の若者たちとの触れ合い…。伊勢真一監督の最新作。
【終了日:2019年8/2(金)】
【監督】伊勢真一
【キャスト】遠藤滋
2019年/日本/96分/いせフィルム/DCP
7月20日(土)〜7月26日(金) |
11:10〜12:55 |
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7月27日(土)〜8月02日(金) |
11:10〜12:55 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【自分の足で歩こうという思いを諦めない遠藤のように私は生きようとしているだろうか─】
1999年に完成させた映画『えんとこ』は、脳性マヒで寝たきり生活を強いられながら介助者たちの力を借りて生きる学生時代の友人、遠藤滋の日々を3年間にわたって追ったドキュメンタリーだった。
【恐ろしき事件ならずや十九人 元職員に刺殺さるとは】
2017年、夏。神奈川県相模原市で起きた、障がい者大量殺人事件を知ったとき、すぐに思い出したのは遠藤のことだった。無性に遠藤に逢いたくなり、「えんとこ」を再び訪れた。20年近くの時間を経て、遠藤の障がいは進行し、喋ることも、食べることも、困難になっていた。しかし一方で、50代後半から遠藤は短歌を詠むようになり、心の叫びを言葉に託す日々を送っていた。
【足熱し身体も熱し痛し苦し かく叫びいて今日も明けゆく】
ベッドに横たわりながら、進行する障がいの苦しみが歌われ、同時に70歳を越えて生き生きと人生を謳歌する悦びも歌われてきた。
【手も足も動かぬ身にていまさらに 何をせむとや恋の告白】
遠藤の寝たきりの日々は35年。「えんとこ」にカメラが入り、ベッドサイドでただただ遠藤と介助者たちと日々を記録しつづけて25年あまりの歳月が流れた。
その介助の日々は、心の交流のドキュメントでもあった。
ありのままのいのちを生かし合いながら生きる・・・ということ。
(かんとく・伊勢真一)
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