ローマ法王来日記念アンコール上映!第226代ローマ法王が誕生するまでの苦難の半生を描く
【終了日:2019年12/12(木)※5日間限定上映】
【原題】Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente
【監督】ダニエレ・ルケッティ
【キャスト】ロドリゴ・デ・ラ・セルナ,セルヒオ・エルナンデス,ムリエル・サンタ・アナ,ホセ・アンヘル・エヒド,アレックス・ブレンデミュール
2015年/イタリア/113分/シンカ,ミモザフィルムズ/DCP
12月08日(日)〜12月12日(木) |
11:05〜13:00 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【“ロックスター”法王と呼ばれ、人々を熱狂させるローマ法王フランシスコの知られざる激動の半生とは_】
2013年3月13日、第266代ローマ法王に就任したフランシスコはサンピエトロ広場に集まった20万人の信徒に歓喜の熱狂によって迎えられた。その期待を裏切ることなく、新法王は貧しさや困難にあえぐ人々に寄り添った活動を展開、環境問題や人種差別や金融システムにも言及し、壁を作ると発言した選挙中のトランプ大統領候補(当時)に苦言を呈するなど、今や世界で政治家以上の影響力を持つ。ローリング・ストーン誌の表紙まで飾ったその人気は、“ロックスター”のようだと喩えられるほどだ。本作は、一人の心優しきアルゼンチンの青年が、史上初のアメリカ大陸出身のカトリック教会長となるまでの激動の半生を、事実に基づき再現した実話の映画化である。
【心優しき青年は神に仕える道へと歩み始めた_彼が愛し、彼を支えた人々の姿を描く感動作】
コンクラーベ(法王選挙)のためにバチカンを訪れたベルゴリオ枢機卿は、運命の日を前に自身の半生を振り返る――。1960年、ブエノスアイレス。大学で化学を学んでいたホルヘ・マリオ・ベルゴリオは、神に仕えることが自分の道と確信し、イエズス会に入会し35歳の若さでアルゼンチン管区長に任命される。だがこの時期は、ビデラ軍事政権による独裁政治の時代。多くの市民が反勢力の嫌疑で捕らえられ、ベルゴリオの仲間や友人も、次々と命を奪われていく。この苦難の時代こそが、後にローマ法王に選出されるにベルゴリオの信仰の強さや勇気を、より強固なものにしていった。彼が愛した人々、彼を支えた人々と織りなす壮絶なドラマは、驚愕と深い感銘、感動を我々に与えてくれる。
【胸を絞めつける叙情豊かな音楽】
監督を務めるのは、『我らの生活』のイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティ。主演のベルゴリオを演じたのは『モーターサイクル・ダイアリーズ』のロドリゴ・デ・ラ・セルナ。 「タンゴの幻影」で知られるスペイン出身のアルトゥーロ・カルデラスの音楽が、彼の波乱の人生の陰影を静かに奏で上げ、余韻と感動を深めている。
【物語】
コンクラーベ(法王選挙)のためにバチカンを訪れたベルゴリオ枢機卿は、運命の日を前に自身の半生を振り返る――。
1960年、ブエノスアイレス。大学で化学を学んでいたべルゴリオは20歳のときに、家族や友人、恋人と別れ、神に仕えることを決意。イエズス会に入会すると35歳の若さで管区長に任命される。ときはビデラ大統領による軍事独裁政権下。謎の失踪者が百人単位で増え始め、反政府の動きをした者は容赦なく殺害された。神学校の院長でもあったベルゴリオのもとには問題を抱えた一般市民や彼らを支援する神父たちが次々と相談に訪れるが、神学校にも軍のスパイの神父がおり、軍の圧力がじわじわと迫ってくる。ベルゴリオは同じく不当拘束や行方不明者の家族の訴えに耳を傾けるオリベイラ判事に助言を求めるも、彼女も軍に目を付けられ、職場を追われてしまう。さらに再会した恩師エステルの妊娠中の娘も失踪したままだと知ったベルゴリオはたった一人でビデラ大統領官邸を訪れる―。しばらくしてエステルの娘が痛々しい姿で戻ってきたのもつかの間、行方不明者家族の会のメンバーとして活動していたエステルと友人らは、潜入していたスパイの密告により逮捕されてしまうのだった――。
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