公式サイト: http://mominoie.jp
大丈夫。ゆっくりと進もう。めぐる季節の中で少女を成長させたのは、豊かな自然と生命の神秘。
【終了日:2020年6/12(金)】
【監督】坂本欣弘
【キャスト】南沙良,渡辺真起子,二階堂智,菅原大吉
2020年/日本/105分/ビターズ・エンド/DCP
4月04日(土)〜4月07日(火) |
13:10〜15:00 19:10〜20:55 [レイト] |
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6月01日(月)〜6月05日(金) |
10:00〜11:55 14:30〜16:25 |
6月06日(土)〜6月12日(金) |
12:20〜14:15 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
心に不安を抱えた若者を受け入れる〔もみの家〕に、16歳の彩花がやってきた。不登校になって半年、心配する母親に促され俯きながらやってきた彩花を、もみの家を主宰する泰利は笑顔で招き入れる。慣れない環境に戸惑いながらも、周囲に暮らす人々との出会いや豊かな自然、日々過ごす穏やかな時間が、彩花の心を少しずつ満たしてゆく――。
人生に立ち止まってしまった時、次の一歩を踏み出すことが怖くなる。相手に気持ちを伝えたいのに、どう言葉にすればいいかわからない。そんな想いから、身動きが取れなくなってしまった人たちを、優しく受け止めてくれる場所が〔もみの家〕。毎日同じ時間に起き、みんなで食卓を囲み、農作業や地域の人々と交流する。当たり前の生活が、どれだけ尊さに溢れているのかを、雄大な自然とたくさんの命が教えてくれる。
春夏秋冬を経て、また新しい春がくるように、固い実も人の命も、時間をかけて育てることの大切さに改めて気付く、珠玉の人生讃歌が誕生した。
【実際に1年をかけて撮影された美しい風景と人々のこの上なく優しい心。演じるのは、若手実力派女優 南沙良、名優 緒形直人。】
主人公の彩花を演じるのは『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18/湯浅弘章監督)でブルーリボン賞、報知映画賞他、数々の新人賞を獲得し、今映画やCМに引っ張りだこの若手No.1実力派女優 南沙良。撮影当時主人公と同じ16歳だった南は、時間と共に変化する少女の繊細な心の機微を抜群のセンスで演じ抜いている。そして、もみの家の主宰者を緒形直人、その妻に田中美里が扮し、迷える若者たちを温かく見守る夫婦を熱演。そのほか、渡辺真起子、中村蒼、佐々木すみ江ら実力派俳優たちが脇を固めている。
メガホンを取ったのは、『真白の恋』(17)で鮮烈なデビューを果たした坂本欣弘。監督自身の生まれ育った富山県を舞台に、心を閉ざした彩花が、不登校やひきこもりなどの問題を抱える人々の自立を手助けする施設〔もみの家〕で成長していく様を描き出す。自然の中で土に触れ農作業すること、若者を見守り支える人々の存在を、農業と福祉、双方の目線から丁寧に物語の中に組み込んでいる。
【story】
心に不安を抱えた若者を受け入れる〔もみの家〕に、16歳の彩花がやってきた。不登校になって半年、心配する母親に促され俯きながらやってきた彩花を、もみの家を主宰する泰利は笑顔で招き入れる。
「うちの生活の基本は、早寝早起きと農作業。ご心配もあるかと思いますが、まずは腹を括ってじっくり見守って頂ければと」
娘を心配しながらも、母親は東京に戻っていく。
彩花のもみの家での生活が始まった。
朝。寮生たちはそれぞれが担当している当番をこなした後、食卓につく。
寝不足でごはんが喉を通らない彩花に泰利は自分たちで作った野菜を勧め、泰利の妻・恵もきゅうりのぬか漬けの乗った皿を差し出すが、匂いが苦手だと言って手をつけない。
昼。畑での作業中、お調子者の伴昭がふざけて彩花を泥の中に突き飛ばす。伴昭が謝り、他の寮生も声をかけるが泥だらけのままその場を無言であとにする彩花。
その姿を見かけたハナエは驚き、声をかけた。
「つらかったね。偉かったねぇ」
彩花は、堰を切ったように声をあげ泣き始める。
慣れない環境に戸惑いながらも、もみの家での生活に次第に慣れてゆく彩花は、周囲に暮らす人々との出会いや豊かな自然、日々過ごす穏やかな時間の中で少しずつ自分と向き合い始める――。
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