内藤瑛亮監督『先生を流産させる会』以来の長編自主映画。いじめによる死亡事件に着想を得て、加害者・被害者とその家族を描く
【終了日:2020年10/2(金)】
【監督】内藤瑛亮
【キャスト】上村侑,黒岩よし,名倉雪乃,阿部匠晟
2020年/日本/131分/SPACE SHOWER FILMS/DCP
9月19日(土)〜9月25日(金) |
15:55〜18:15 |
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9月26日(土)〜10月02日(金) |
18:45〜21:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【いじめによる死亡事件に着想を得た物語】
本作は実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品である。『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『ミスミソウ』など、その衝撃的な内容により作品が発表されるたび物議を醸す監督・内藤瑛亮が、8年の歳月をかけて構想し、自主映画として完成させなくてはならなかった問題作。
本作を制作するにあたり、10代の出演者を対象にワークショップを開催し、少年犯罪や贖罪の在り様について共に考えを巡らせた。撮影は2017年の夏から冬、そして2018年春と長期間に渡り行われた。季節による風景の変化や役者の成長を取り込み、作品に豊かな広がりを加えていった。いじめや少年事件という社会問題を通じて、現代に蔓延する生きづらさを鋭く切り取った本作は、観る者の価値観や倫理観を激しく揺さぶるに違いない。
今、内藤監督による“教育映画”2時間目が開始を告げる──。
【story】
とある地方都市。中学一年生で不良グループのリーダー市川絆星(いちかわ・きら)は、同級生の倉持樹(くらもち・いつき)を日常的にいじめていた。いじめはエスカレートしていき、絆星は樹を殺してしまう。警察に犯行を自供する絆星だったが、息子の無罪を信じる母親の真理(まり)の説得によって否認に転じる。そして少年審判は無罪に相当する「不処分」を決定する。絆星は自由を得るが、決定に対し世間から激しいバッシングが巻き起こる。そんな中、樹の家族は民事訴訟を起こし、絆星ら不良少年グループの罪を問うことを決意する。
果たして、罪を犯したにも関わらず許されてしまった子どもはその罪をどう受け止め、生きていくのか。罪を許された子どもと、大人はどう向きあうのか。
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