呉さんの包丁 screen ジャック

反攻大陸と台湾解放の激戦地、金門島。
憎しみを笑顔に変えた奇跡の物語。

【監督】林雅行
2013年/日本/120分/クリエイティブ21/DVD上映

2月15日(土)〜2月28日(金)
10:15〜12:20
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,700 ¥1,400 ¥1,000
会員 ¥1,400 ¥1,000 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
林雅行監督×スペシャルゲストトーク
(各日上映後開催)
・2/15(土)
 彩愛玲さん(ハーピスト)
 「テーマ曲のイメージは?」
・2/16(日)
 鍾幸昌さん(日本中華聯合総会秘書長)
 「台湾人にとって金門とは?」
・2/22(土)
 片木裕一さん(共栄ツアーズ副社長)
 「金門観光ツアーの可能性?」
・2/23(日)
 内海旬子さん(NPO地雷廃絶日本キャンペーン事務局長)
 「2013年6月、金門島12万個の地雷撤去をリポート!」
 ★トーク後、内海旬子さんとの交流会あり
 会場:横浜パラダイス会館
  ※要1ドリンク
パンフレットをネットショップで販売中
オンラインチケット購入はこちら

包丁にこめられた呉さんのメッセージとは…

台湾、金門島。150㎢のこの小さな島には、台北の松山空港から中国大陸に向かって約1時間のフライトで着く。中国・厦門までの距離はわずか10㎞。

金門は美しい島である。夜明けは朝霧と共にやってくる。島には石獅爺という魔除けの像が所々に立ち、高梁畑が広がり、渡り島が羽を休める安息の地。古くからの閩南建築の家屋、南洋で財を築いた華僑たちの館……島人は、豊かな魚介類と郷土料理と高梁酒に酔う。落日の夕焼けは湖面を赤く染めていく。対岸には蜃気楼のように厦門の夜景が浮かんでいる。

金門島は戦いの最前線にあった島である。第二次世界大戦後、国共内戦が始まり、敗走する国民党軍と追撃する共産軍の間で決戦となった。1949年10月の古寧頭戦である。金門島に3万人の共産軍が押し寄せたが、国民党軍が撃退。以来、国民党軍は10万の兵をこの島に配備する。毛沢東は「台湾解放」を目指し、蒋介石は 「大陸反攻」を掲げて対峙する。1958年8月23日、共産軍は対岸から600門の大砲で金門全域を砲撃。国民党軍も応戦(823砲戦)。共産軍は数週間に渡って50万発の砲弾を撃ち込んだ。それから1978年まで双方の軍は宣伝弾を撃ち合っていた。

金門でこの砲弾を材料に包丁を作る職人がいる。呉増棟さん(54歳)。3代目にあたる。呉さんの祖父の代には厦門で農具や漁具を作り、父が金門で販売していた。父の代になると金門に移住。そして父が島にある砲弾を使って包丁づくりをはじめた。呉さんの少年時代の記憶は戦時体制と重なる。金門は1992年まで軍事管制が敷かれ、島民の生活は戦時体制として大幅に制限、要所には地下坑道が作られた。呉さんの今日までの人生は、金門の苦難の歴史と重なる。

そして今、「砲弾は僕にとって空からの贈り物だ」と語る呉さん。大陸から船で1時間なので、現在は、台湾人だけでなく大陸からも大勢の中国人観光客が訪れる。彼らは呉さんの工場を見学し、こぞって包丁を買い求めていく。

「呉さんの包丁」への感想・オススメ文・期待コメント
映画を観た方の感想やオススメ文、これから鑑賞予定の方からの期待コメントなどをお待ちしております。facebookに投稿し、お知り合いにもぜひご紹介ください。
※コメントは承認後に表示されます。作品の詳細(ネタバレ)に触れられたコメントなどは表示されません。ご了承ください。
上映スクリーン
screen ジャック
館内入り口/チケット窓口/売店
パウダールーム/フライヤーコーナー/映写室
映画タイムテーブル
上映作品検索
※作品名・監督・出演者・製作国・制作年で検索することができます。
毎月の映画料金がお得になる、ジャック&ベティメンバーズクラブ、会員募集中!
ジャック&ベティブログ

月例イベント

ひばりチャンネル

不世出のアーティストが生誕地・横浜のスクリーンに甦ります。

ブログ

ジャック&ベティサロン

梶原支配人とともにざっくばらんに話しましょう。
ジャック&ベティスマートフォンサイト
LINE用QRコード
ジャック&ベティ公式LINEアカウント
友だち追加数
(スマートフォンのみ)