偽りの人生 screen ベティ

ただ、もう一度だけ、すべてをやり直したかったー。『瞳の奥の秘密』のキャスト・スタッフが贈るヴィゴ・モーテンセン主演最新作

【原題】Todos tenemos un plan
【監督】アナ・ピーターバーグ
【キャスト】ビゴ・モーテンセン,ソレダ・ビジャミル,ダニエル・ファネゴ,ハビエル・ゴディーノ,ソフィア・ガラ・カスティリオーネ
2012年/アルゼンチン,スペイン,ドイツ/117分/ブロードメディア・スタジオ /DCP上映

1月11日(土)〜1月17日(金)
14:15〜16:15
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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人生を賭けた偽り。男の嘘は、真実となり得るのかー。

『ロード・オブ・ザ・リング』3部作におけるアラゴルン役で世界的な名声を獲得し、その後もアカデミー主演男優賞にノミネートされた『イースタン・プロミス』や『ザ・ロード』『危険なメソッド』などで唯一無二の存在感を放ってきたヴィゴ・モーテンセン。ハリウッド・スターとはどこか違うミステリアスなカリスマ性を備え、世界各地でさまざまなジャンルの映画に出演してきたこの個性派俳優には、父親の仕事の都合で3歳の頃から11歳にかけて南米アルゼンチンに住んだ過去がある。それゆえにスペイン語を話すことができるモーテンセンは、少年時代の思い出に満たされたこの国を“第二の故郷"と感じているという。そんなモーテンセンが格別の思い入れをこめ、初めて主演を務めたアルゼンチン映画、それが『偽りの人生』である。

アルゼンチンの女性監督アナ・ピターバーグの商業映画デビュー作となった本作は、当初ごく小さなプロジェクトとしてスタートしたが、脚本の内容に感銘を受けたモーテンセンがオファーを受諾したことにより、スペイン、ドイツとの合作企画に発展。さらに日本でも大ヒットしたアカデミー最優秀外国語映画賞受賞の傑作ミステリー『瞳の奥の秘密』のスタッフ&キャストが集結し、20世紀フォックスがローカル・プロダクションとして製作、配給に乗り出したことで、堂々たる力強さみなぎる人間ドラマに仕上がった。

ブエノスアイレス在住の医師アグスティンの心には、ぽっかりと穴が空いていた。結婚8年目の妻クラウディアとの暮らしは裕福で安定していたが、公私共に決まりきった日常に耐えがたい息苦しさを感じているアグスティンは、まったく別の自由な人生を夢見ていた。そんなある日、絶対に叶わぬはずの夢を実現させるチャンスが訪れる。長らく音信不通だった一卵性双生児の兄ペドロが突然現れ、末期ガンに蝕まれた自分を殺してほしいと依頼してきたのだ。一度は躊躇しながらも罪深き行為に手を染めたアグスティンは、瓜ふたつの容姿のペドロに成りすまし、生まれ故郷ティグレで新たな人生をスタートさせる。しかし生前のペドロが重大な犯罪に関わっていたことが判明し、幼少期からの忌まわしい因縁に絡め取られたアグスティンは、思いがけない壮絶な運命をたどっていくのだった……。

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