アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台 screen ジャック

舞台の上だけが、俺たちの自由!【終映日:2022年8月26日(金)】

【原題】Un triomphe
【監督】エマニュエル・クールコル
【キャスト】カド・メラッド,ワビレ・ナビエ,ソフィアン・カメス,ダヴィッド・アヤラ,ピエール・ロッタン,ラミネ・シソコ,アレクサンドル・メドベージェフ
2020年/フランス/105分/リアリーライクフィルムズ/DCP

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7月29日(金)
14:45〜16:40
21:25〜23:10 [レイト]
7月30日(土)〜8月05日(金)
13:35〜15:20
21:30〜23:15 [レイト]
8月06日(土)〜8月12日(金)
15:25〜17:20
21:25〜23:10 [レイト]
8月13日(土)〜8月19日(金)
19:00〜20:50 [レイト]
8月20日(土)
15:30〜17:15
8月22日(月)〜8月26日(金)
13:00〜14:55
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,200
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,200
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
★[レイト]回はレイトショー割引
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,200
会員 ¥1,200 ¥1,200 ¥1,200
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
前売り券を1,500円にて販売中
販売場所:劇場窓口(公開前日まで)
※前売券は日時・座席指定券とは異なります。前売券は別途、窓口にて日時・座席指定券へのお引き換えが必要です。
前売り券特典:ポストカード

ラスト20分。感動で、あなたはもう席を立てない!
カンヌを笑いと涙で包んで─フランス映画の歴史に新たな名作の誕生。
この映画は実話を元に映画化された!

囚人たちの為に演技のワークショップの講師として招かれたのは、決して順風満帆とは言えない人生を歩んできた崖っぷち役者のエチエンヌ。
彼は不条理劇で有名なサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を演目と決めて、ワケあり、クセありの囚人たちと向き合うことに。
しかしエチエンヌの情熱は次第に囚人たち、刑務所の管理者たちの心を動かすことになり、難関だった刑務所の外での公演を実現するまでに。
ただ思いも寄らぬ行動を取る囚人たちとエチエンヌの関係は常に危うく、今にも爆発しそうでハラハラドキドキの連続。
その爆弾は、舞台の上でもいつ着火するかわからない。
ところが彼らのその危なげな芝居は、むしろ観客や批評家からは予想外の高評価を受けて、再演に次ぐ再演を重ねる大成功!
そして遂にはあのフランス随一の大劇場、パリ・オデオン座から、最終公演のオファーが届く!!
果たして彼らの最終公演は、観衆の 喝采アプローズ の中で、感動のフィナーレを迎えることができるのだろうか?

『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などの名脚本家としても知られるエマニュエル・クールコルの監督第二作である本作は、ライブでの開催を断念したコロナ禍の2020年カンヌ国際映画祭において、授賞の無いオフィシャルセレクション・カンヌレーベルに選出された。その後フランスの度重なるロックダウンを経て2021年9月にようやく劇場公開されると、ポックスオフィス初登場第二位のスマッシュヒットを記録。フランス国中を感動と熱狂の渦に巻き込んだ。

主役のエチエンヌを演じるのは、コメディアン出身でフランスの国民的スター、カド・メラッド。『コーラス』の体育教師役を演じて俳優として注目され、『マイ・ファミリー/遠い絆』でセザール賞助演男優賞を受賞。2008年7月14日には当時のサルコジ大統領の招きで、コンコルド広場で開かれた軍事パレードの「世界人権宣言」前文を読み上げる名誉職を努めた。

映画にとって重要なパートである囚人役を演じた俳優たちは、様々なキャリアを持つ個性的な配役。
中でも印象的なカメル役のソフィアン・カメスは、パリとマルセイユで幼少期を過ごし、マルセイユ出身・チュニジア系フランス人のカリム・ドリディ監督作品「CHOUF」の主演で注目された。本作『アプローズ、アプローズ!』の演技では、アングレーム・フランコフォン映画祭のヴァロワ賞(最優秀俳優賞)を受賞している。
他にもブリキナファソ出身のワビレ・ナビレ、ロシア出身のアレクサンドル・メドベージェフなど、多彩なキャリアの俳優たちを起用し、移民や難民、家族、人種、持病、トラウマなど様々なバックボーンを持つ“ゴドーたち”の多様性をリアルに体現している。それはそのまま現代フランス社会の一つの断面を切り取っていることに他ならない。
また囚人たちを娑婆へと連れ出すこととなる塀の外での公演が困難な中、主人公のエチエンヌの情熱だけではその実現は叶わなかったに違いない。その山を大きく動かしたのが、2人の女性であったことも、この映画の魅力の一つとなっている。
特に大きな存在感を示す所長アリアンヌを演じたのは、ドゥニ・アルカン監督の『みなさん、さようなら』、ジュリアン・シュナーベル監督の『潜水服は蝶の夢を見る』、ギョーム・カネと共演した『世界にひとつの金メダル』など話題作への出演も多いマリナ・ハンズ。彼女が表現した静かな佇まいと芯の強さは、本作をより感動的なものに昇華させる大きな役割を担っている。

劇中に出てくるサミュエル・ベゲットの『ゴドーを待ちながら』は言わずと知れた不条理劇のスタンダードプレイで、日本でも多くの演出家が取り組んでいる名作。柄本明親子による『柄本家のゴドー』をはじめ、串田和美氏、いといせいこう氏、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏、白井晃氏ら、多くの名演出家、名優たちが独自の解釈で舞台化している。

本作は、スウェーデンの俳優ヤン・ヨンソンが1985年に体験した実話をベースにしている。またエンディングロールで使用されている曲が、ニーナ・シモンの“I Wish Knew How It Would Feel to Be Free”であることも、決して忘れてはならない。
撮影はフランスに実在するモーショコナン刑務所の協力の元に行われている。


(C)2020 - AGAT Films & Cie - Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms - Photo (C)Carole Bethuel

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