喜びも苦しみも、笑顔も涙もすべてここにあった。3月11日ーあの日、故郷を失った家族の再生の物語。
【原題】家路
【監督】久保田直
【キャスト】松山ケンイチ,田中裕子,安藤サクラ,内野聖陽,山中崇
2014年/日本
/118分/ビターズ・エンド /DCP上映
3月01日(土)〜3月07日(金) |
12:00〜14:05 16:20〜18:20 20:25〜22:20 [レイト] |
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3月08日(土)〜3月14日(金) |
13:40〜15:40 18:15〜20:15 |
3月15日(土)〜3月21日(金) |
10:05〜12:10 |
3月22日(土)〜3月28日(金) |
16:10〜18:15 |
3月29日(土)〜4月04日(金) |
12:20〜14:20 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
映画『家路』は、日本の原風景ともいえる厳しいながらも美しい自然の中で、農作物という命を育て、先祖代々受け継いできた土地を守りながら生きてきた、ある農家を描く。
彼らにとって、土地を突然に奪われることは、故郷や生活の糧だけでなく、農民の誇りを失うということでもある。その事態に農家の長男として生きてきた兄は絶望し、苦悩する。それは誰の身にも起こりうる人間としての誇りや生き甲斐の喪失、そして人間という存在のか弱さをも映し出す。
ドキュメンタリー出身の久保田監督ならではの確かな視点は、震災後の福島の被災地を舞台にしながらも、本作を“被災地の物語”にとどまらせず、「家族とは」「生きるとは」「人間の誇りとは」「命とは」と観るものに問いかける普遍的な物語へと昇華させた。
主人公・次郎役には、松山ケンイチ。葛藤を乗り越え、無人になった故郷で生きることを決意するその姿は、困難を乗り越える人間のたくましさを見事に体現する。
兄の総一役には演技派俳優として映画やドラマ、舞台と幅広く活躍する内野聖陽。先祖代々受け継いできた土地と家業を震災によって失うという異常事態を前に戸惑い悩みながらも、生きぬく決意をする総一を、綿密な役作りで好演した。
さらに、母・登美子役に日本屈指の女優田中裕子、総一の妻・美佐役に若手本格派女優の一人、安藤サクラ。そして、次郎の同級生・北村役に山中崇、総一の友人に田中要次と光石研、家族を支配する父親に石橋蓮司という魅力的な俳優たちが集結した。
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