公式サイト: https://happinet-phantom.com/keiko-movie/
愛想笑いが嫌いで嘘のつけないケイコ
耳が聞こえない彼女の心は“雑音”だらけ
【監督】三宅唱
【キャスト】岸井ゆきの,三浦誠己,松浦慎一郎,佐藤緋美,中原ナナ,足立智充,清水優,丈太郎,安光隆太郎,渡辺真起子,中村優子,中島ひろ子,仙道敦子,三浦友和
2022年/日本/99分/ハピネットファントム・スタジオ/DCP
本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと<目を澄ませて>闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公ではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩を進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mmフィルムに焼き付けた。そして本年2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されるやいなや「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭での上映が続いている。主人公・ケイコの実直さを誰よりも認めるジムの会長に、日本映画界を牽引する三浦友和。そのほか、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。ケイコの心の迷いやひたむきさ、そして美しさ。全てを内包した彼女の瞳を見つめているうちに、自然と涙が込み上げてくる―。
不安と勇気が背中あわせ。
震える足で前に進む、
彼女の瞳に映るもの―
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にあるボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書きとめた会長宛ての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す―。
(C)2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINEMAS
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