アダマン号に乗って screen ジャック

パリ、セーヌ川に浮かぶ船のデイケアセンター
今日もここにはいろんな人たちがやってきます
【終映日:2023年6月30日(金)】

【原題】Sur l’Adamant
【監督】ニコラ・フィリベール
2022年/フランス=日本/109分/ ロングライド(協力:ユニフランス)/DCP

十分余裕をもってお座りいただけます。
6月17日(土)〜6月23日(金)
14:05〜16:00
6月24日(土)〜6月30日(金)
16:05〜18:00
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,200
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,200
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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ベルリン国際映画祭でまさかの金熊賞《最高賞》受賞!
日仏共同製作の「優しい」ドキュメンタリー

今年2月、第73回ベルリン国際映画祭でクリステン・スチュワートら審査員たちが華々しい作品群のなか金熊賞《最高賞》を贈ったのは、ある1本のドキュメンタリーだった。「人間的なものを映画的に、深いレベルで表現している」と賞賛された本作を手掛けたのは、世界的大ヒット作『ぼくの好きな先生』(02)で知られる現代ドキュメンタリーの名匠ニコラ・フィリベール監督。多様性が叫ばれるずっと以前から、社会的マイノリティーとされる存在や価値が共存することを淡々と優しい眼差しで捉え続けてきた。本作には、ニコラ監督と20年来の交流を持つ配給会社ロングライドが、『人生、ただいま修行中』(18)に続き共同製作として参加。金熊賞受賞の大きな反響を受けて、25カ国以上の国々で公開が決定。日本でも、時期を繰り上げて緊急公開されることとなった。

みんな違ってみんな良い。
パリ、セーヌ川に浮かぶ、奇跡のような船〈アダマン〉

パリの中心地、セーヌ川のきらめく水面に照らされた木造建築の船に、今朝もひとり、またひとりと橋を渡ってやってくる。ここ〈アダマン〉はユニークなデイケアセンター。
精神疾患のある人々を迎え入れ、創造的な活動を通じて社会と再びつながりを持てるようサポートしている。この船では誰もが表情豊か。即興のコンサートでフレンチロックを熱唱!ワークショップでは、色とりどりの絵を描き、カフェでレジ打ちをしてお客さんのお気に入りのカップにコーヒーを淹れる。精神科医療の世界に押し寄せる “均一化”、“非人間化”の波に抵抗して、共感的なメンタルケアを貫くこの場所をニコラ監督は「奇跡」だという。
<アダマン>の日々をそっと見つめる眼差しは、人々の語らう言葉や表情の奥に隠れされたその人そのものに触れていく。そして、深刻な心の問題やトラウマを抱えた人々にも、素晴らしい創造性があり、お互いの違いを認め共に生きることがもたらす豊かさを観るものに伝えてくれる。ベルリン国際映画祭最高賞に輝いた本作は、間違いなく最も「優しい」映画であり、この時代にもたらされた“希望”そのものである。

5年ぶりの新作の舞台は、パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船。ユニークなデイケアセンター〈アダマン号〉。精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートしている。運営するのは、精神科医療の世界で起こる“質の低下”や“非人間化”の波にできる限り抵抗しようとするチームだ。患者もスタッフも区別なく、誰しもにとって生き生きと魅力的なこの場所を、監督は「奇跡」だという。そして本作でもニコラ監督は、ここにやってくる人たちに寄り添い、優しい眼差しで捉え見つめ続ける。


(C) TS Productions, France 3 Cinema, Longride – 2022

映画パンフレット
880円
「アダマン号に乗って」のパンフレット(新品/33p)です。

【収録内容】
・イントロダクション
・アダマン号について
・監督プロフィール&フィルモグラフィ
・監督インタビュー
・エッセイ「治療とは「制度」を治すことである」:斎藤環
・エッセイ「今日この一日に耳をすます」:伊藤亜紗
・レビュー「専制的にならず、いかにメッセージを伝えるか真摯な映画作家のひとつの到達点」:斉藤博昭
・クレジット

【原題】Sur l’Adamant
【監督】ニコラ・フィリベール
2022年/フランス=日本/109分/ ロングライド(協力:ユニフランス)

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