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心のゆくばかり
なつかしい女の匂ひを嗅いだ
【終了日:2024年8/2(金)】
【監督】山嵜晋平
【キャスト】斉藤陽一郎,秋谷百音,片岡礼子
2024年/日本/95分/BBB(配給協力:インターフィルム)/DCP
7月27日(土)〜8月02日(金) |
15:35〜17:20 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
日本の自然主義文学を代表する作家である田山花袋が1907年(明治40年)に発表し、日本文学史における私小説の出発点と言われている不朽の名作『蒲団』。妻子ある小説家・竹中時雄は、懇願されて弟子にした女学院の学生に恋をし、彼女に恋人ができたことで嫉妬に狂い、破門にするものの強い未練を残すというに内容。
舞台を明治から令和に移し、小説家から脚本家に設定を変えた主人公の時雄を演じるのは、『EUREKA』等、青山真治監督の常連俳優として知られ、数々の映画・ドラマに出演してきた名バイプレイヤーの斉藤陽一郎。今作は『軒下のならずものみたいに』(青山真治監督)以来、20年ぶりの単独主演作となる。脚本家志望の芳美には、映画『ベイビーわるきゅーれ』で注目を集めた秋谷百音。時雄の妻・まどか役には現在公開中の『一月の声に歓びを刻め』を始め日本映画界に欠かせない名優・片岡礼子。そして、TBS系日曜劇場「下剋上球児」の熱演で話題を呼んだ兵頭功海は、脚本家を目指している芳美の彼氏の田中秀夫を、映画・ドラマ等数多くの作品に出演している永岡佑は時雄に仕事を依頼しているプロデューサーの海谷を演じます。
監督は『テイクオーバーゾーン』(20)『YEN(DIVOC−12)』(21)で現代の問題を独自の目線で切り取り、エンタメ作品に昇華してきた気鋭・山嵜晋平。『テイクオーバーゾーン』は「第32回東京国際映画祭(19)」日本映画スプラッシュ部門に出品され主役の吉名莉瑠がジェムストーン賞を受賞。脚本は『戦争と一人の女』(12)や『花腐し』(23)等、長年、荒井晴彦と共に脚本を作り上げてきた中野太。
“この恋はハラスメントなのか、純愛なのか...”
竹中時雄(48)は脚本家を生業としているが、仕事への情熱を失い、妻のまどか(47)との関係も冷え切り、漠然と日々を過ごしていた。ある日、時雄の作品の大ファンで脚本家を志しているという横山芳美(21)が仕事部屋に押しかけ、弟子にしてくれてと懇願する。時雄は芳美の熱心さに根負けする形で師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするなかで芳美の物書きとしてのセンスを感じるとともに、彼女に対し、恋愛感情を覚えるようになる。芳美と同じ空間での共同作業を進めていくうち、納得がいく文章が書けるようになり、公私ともに充実感を得るようになる時雄。だが、そんな日々もつかの間、芳美の彼氏で同じく脚本家を目指しているという田中秀夫(20)が上京してくるというのだ。嫉妬心と焦燥感に駆られ、強く反対する時雄だったが…。
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