フランスで異例の大ヒット。タブー視されたチャイコフスキーのセクシュアリティ、帝政ロシア社会における女性の抑圧を今に伝える斬新な伝記映画。
【原題】Tchaikovsky's Wife
【監督】キリル・セレブレンニコフ
【キャスト】アリョーナ・ミハイロワ,オーディン・ランド・ビロン
2022年/ロシア・フランス・スイス合作/
10月26日(土)〜11月01日(金) |
09:50〜12:15 |
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11月02日(土)〜11月08日(金) |
18:10〜20:40 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
「白鳥の湖」「くるみ割り人形」などで知られるロシアの天才作曲家ピョートル・チャイコフスキー。かねてから同性愛者だという噂が絶えなかった彼は、恋文で熱烈求愛する地方貴族の娘アントニーナと、世間体から結婚する。しかし女性への愛情を抱いたことがないチャイコフスキーの結婚生活はすぐに破綻し、夫から拒絶されるアントニーナは、孤独な日々の中で狂気の淵へと堕ちていく…。 監督・脚本は、ベン・ウィショー主演の最新作『Limonov:The Ballad(原題)』が、第77回(2024年)カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、大きな反響を呼んだ、鬼才キリル・セレブレンニコフ。歴史の陰に埋もれたアントニーナの実像を、史実に従いながら大胆な解釈を織り交ぜて描いた。
女性の権利が著しく制限されていた19世紀後半の帝政ロシアを背景に、チャイコフスキーが同性愛者だったという、ロシアではタブー視されてきた事実を明確に描き、夫婦間の知られざる真実に迫る本作は、第75回(2022年)カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、名だたる批評家たちの賛辞を獲得。絵画的な映像美や流麗なカメラワークなど、型破りなまでに刺激的な映像世界も話題を呼び、フランスでは17万人超を動員する大ヒットを記録した。チャイコフスキーに疎まれながらも想い続ける、“世紀の悪妻”アントニーナの残酷な愛のかたちとは─。観る者の心をかき乱す、ラストの狂乱のダンスシーンもお見逃しなく!
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