世界のロックシーンに多大な影響を与えた伝説の12弦ギタリスト、レッド・ベリーのドキュメンタリー。
【終了日:2025年7月4日】
【原題】Lead Belly: Life, Legend, Legacy
【監督】カート・ハーン
【キャスト】レッド・ベリー,ピート・シーガー,ハリー・ベラフォンテ,B・B・キング,ジョーン・バエズ
2021年/アメリカ/80分/NEGA/
5月31日(土)〜6月06日(金) |
10:00〜11:30 |
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6月02日(月)〜6月06日(金) |
15:35〜17:00 |
6月07日(土)〜6月08日(日) |
10:15〜11:45 |
6月09日(月)〜6月13日(金) |
10:15〜11:45 14:00〜15:30 |
6月14日(土)〜6月20日(金) |
16:20〜17:50 |
6月21日(土)〜6月27日(金) |
10:00〜11:25 |
6月28日(土)〜7月04日(金) |
21:05〜22:30 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,900 | ¥1,500 | ¥1,300 |
会員 | ¥1,600 | ¥1,200 | ¥1,200 |
1888年、開拓が始まったばかりのルイジアナで生まれたレッド・ベリーは、早くからギターを学び、10代の頃より赤線地区で演奏していた。女性にもてたため男たちの反感を買いトラブルに巻き込まれることも多かった彼は、ナイフを手に追いかけてくる男を射殺しテキサス刑務所に投獄されたものの、知事に捧げた曲が気に入られ、わずか2年で釈放。その後、アンゴラ刑務所に収監された彼は民族音楽者ジョン&アラン・ローマックス父子と出会う。アメリカン・ブラック・ソングのルーツを探していたローマックス父子はレッド・ベリーの音楽性に魅了され、彼を世界に紹介する。
本作には、オデッタ、ピート・シーガー、ハリー・ベラフォンテ、B・B・キングらが登場するほか、姪であるクイーン・“タイニー”・ロビンソンや民族音楽学者アラン・ローマックスの証言、さらにレッド・ベリーの演奏風景や魅惑的な歌声を記録したアーカイブ映像・写真も多数盛り込みながら、その波乱に満ちた人生を振り返る。
「レッド・ベリーがいなかったら、ビートルズもなかった」という有名な言葉を残したジョージ・ハリソン同様、ヴァン・モリソンも「レッド・ベリーがいなかったら、私はここにいなかったかもしれない」と追懐。ジャニス・ジョプリンは最初に買ったレコードがレッド・ベリーだったことを明かし、以来、ブルーズに夢中になったと回想する。また、ウディ・ガスリーは「最も偉大なフォークシンガー」と称賛を惜しまない。
1950 年代、イギリスを席巻したスキッフルの中心にあったのはレッド・ベリーの曲だ。ロニー・ドネガンが歌うレッド・ベリーの曲を聴いた子供たちがバンドを結成、やがてレッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズが誕生。レッド・ベリーの故郷アメリカに住む白人に、ルーツ音楽が逆輸入される形で広まった。
まさに「音楽史を変えた」と言っても過言ではないレッド・ベリーの真実に迫る音楽ドキュメンタリー。それはロックのルーツを探す旅ともいえる。オデッタ、ピート・シーガー、ハリー・ベラフォンテ、B・B・キング、ジョーン・バエズといった錚々たるミュージシャンが出演するほか、レッド・ベリーの姪クイーン・”タイニー”・ロビンソンやレッド・ベリーを有名にした民族音楽学者ジョン・ローマックスの息子アランの証言などで彼の波乱に満ちた人生が綴られる。加えて、”伝説の12弦ギタリスト”と称されたレッド・ベリーの演奏風景、魅惑的な歌声を保存したアーカイブ映像、写真などを多数収録。ポール・マッカートニーがカバーする模様も収められている。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、レッド・ツェッペリン、ビーチボーイズなど、何百人ものアーティストが彼の曲をカバーするなど、その後のロックシーンに多大な影響を与えた巨匠の軌跡を辿る。
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